2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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Art review in Easter holiday
Iです。春休みの芸術レビュー。

【オペラ・アイーダ@ロイヤルオペラハウス】
日本でも人気のアイーダ。舞台演出の豪華さで有名というので楽しみにしていました(チケットも他より若干高めです)。舞台装置は…ロイヤルオペラハウスの舞台はいつも豪華なので、アイーダが特別すごい!って感じはしなかったかも。でも、兵士のダンスには圧倒されました。これ、オペラだよね、っていうくらい、迫力のあるダンス!

ストーリー的には、繊細な感情がこまやかに描かれていてとっても感動的でしたが、率直に言うと、あんまりエジプトって感じはしなかったかも。ヴェルディのエキゾティシズムの想像力の範囲も、まあ、時代を考えればせいぜいここまでかという気はしました。

ここ最近、「蝶々夫人」やら「アイーダ」やらいわゆるご当地ものを見て思うことは、配役と人種との関係。私が見た蝶々夫人は日本人歌手が、今回のアイーダは黒人(アイーダはエチオピア人という設定)がやっていました。これは、やっぱり「それっぽい」感じを出すのに都合が良いからなのでしょうか…。確かに、「蝶々夫人」を見た時は、人種差別とかそういうの抜きに、西洋人エキストラが着物着てお辞儀したりしてるのを見て、所作のぎこちなさとかに違和感を覚えたのも事実。逆に言えば、非欧米人がオペラなどの西洋文化で活躍する(歌の技術のみでなく、観客の「受け」も含めて)のもとっても難しいのかもしれません。そんな中で活躍している非欧米人歌手って、ホントにすごいのかも。
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【ミュージカル・オペラ座の怪人@Her Majesty’s Theatre】
ずっと見に行く機会に恵まれなかったオペラ座の怪人、ようやく見ました。音楽がなじみのあるものなので入りこみ易いですね。ただ、今回、ストーリーの予習が甘かったためか、結構セリフを聞き取れないところが多く、場面場面で「?」となってしまうところがありました…。というか、解釈が難しい…(後で調べたら、セリフも相当細やかな「仕掛け」が施してあり、演出や観る人によって解釈はいろいろあるようです。細かい部分が聞き取れなかったのはものすごく勿体なかったのかも)。

う~ん、個人的には、レ・ミゼラブルの方が好きだったかな。

【ジャズ@Ronnie Scott’s】
普段まったくジャズは聴かない私ですが、友達がNYで知り合いになったミュージシャンがロンドン公演に来るというので、ロンドンでも名立たるジャズクラブRonnie Scott’sに連れて行ってもらいました。この日のメイン・アーティストはEddie Palmieriという大御所ピアニストですが、我々のお目当てはそのLuques Curtisくん(ベース。君付けしたくなるくらい若いんです。。)。彼のおかげか、友達の手土産のクッキーの効力か、アーティスト達が曲間にわざわざ私たちのところへ挨拶に来てくれて、何だかVIP気分~なんて喜んでいました。お洒落していったかいがあったというものです。

とりわけトランペットのPhilip Dizackに私たちの目はハートに。彼らとの会話に夢中になって危うく終電を逃すところでした(ロンドン→ブライトンの終電を逃したら大変です…)。ジャズってカッコ良いですね~♪私、NYのジャズクラブでお財布をスラれたことがあり、ジャズに良い思い出がなかったんですが、これでそのトラウマも完全払拭です!

というわけで、音楽自体は批評できる耳を全く持ち合わせない私ですが、雰囲気は十分満喫。ちなみに、友達の誕生日祝いの食事も兼ねて行ったのですが、Ronnie Scott’sは完全にジャズを「聴かせる」クラブで、演奏中の会話は最低限に、なんて注意のアナウンスがあるくらいですから、食事はほんのつまむ程度と考えておいた方が良さそうです。服装に関しては、ジーンズのカジュアルな人もいましたが圧倒的に少数派。ある程度ちゃんとお洒落して行った方がなじめます。
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by uk-env | 2011-04-30 05:54 | ロンドン生活(London life)
Royal Wedding
Iです。

ウィリアム王子のロイヤル・ウェディング。学生にとっては春休みの延長ですが、今日はバンク・ホリディ、公休です!

うちの前の通りでは、ウェディングを祝うためのストリート・パーティが行われ、車の通行を止めてテーブルを出し、通り沿いの皆でバーベキュー。ドアのデコレーション・コンテストもあるとあって、家々のドアはユニオン・フラッグや風船やらで飾られています。私も、フラットのファミリーと一緒に通り沿いのパブに出かけ、ウェディング・セレモニーをウォッチ。パブのお姉さんもユニオン・フラッグのドレスで雰囲気を盛り上げます。思ったより式が長く、子供たちはすぐに飽きてI'm bored~~~!!と通りに飛び出していって走り回っていましたが。

私はクラスメイトの家のパーティに行く予定もあったので、途中でストリート・パーティは抜けだして、オーシャン・ビューの素敵なフラットで同棲を始めたカップルのお宅にお邪魔。春学期のエッセイの〆切が近いとあって、クラスメイトのドタキャンが多かったのは残念ですが、ロイヤル・ウェディングを口実に今日はのんびりすると決め込んだ我々は、ケイトのドレスを批評したり、イギリス王室の仕組みについてイギリス人に講義を乞うたりしつつ、昼間から散々飲んだくれていました(せっかくのスレンダーなボディがあのドレスじゃセクシーに見えない!という声多し)。

個人的にはこうして楽しくロイヤル・ウェディングを満喫しましたが、イギリス全土がお祝いムード一色のように見えて、実はアンチ王制の人も結構いるようで。敢えて普段と変わりない日常を過ごす派(大学の図書館にこもるとか)も周りには多かったです。

お披露目に王子自ら運転してみたり、ウェストミンスター・アビーの席が「先着順」だったりと、とにかく庶民派でいこうとしているのがアリアリと伝わるウェディングでしたが、一般家庭(といってもスーパーリッチファミリーですが)のミドルトン家に紋章がないというので、この結婚のために紋章が授与されたとかいうのを聞くと、やっぱり階級制度は健在だなあと思わずにはいられませんでした。また、BBCの中継を聞いていると、アビーに参列者が到着するのに合わせて「デイビッド・ベッカムです」等と名前をあげていくリポーターが、「チャールズ皇太子とその妻(wife)です」と、カミラ夫人だけ名前も称号(コーンウォール公爵夫人)も言わなかったのはすごく印象的でした…。
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by uk-env | 2011-04-30 05:46 | ブライトンライフ
美食に飢えてベルギーへ
Iです。

春休みの旅第二弾は、ベルギーへ。当初、開発の進んでいない南部ワロン地方を回ろうかと思いましたが、イギリス人から「ベルギー南部は、イギリスの田舎とよく似ててつまらない」と聞いたので、定番の北部フランドル地方+ブラッセルを回ってきました。

【ゲント】
中世から毛織物交易で栄えた古い街。思っていたより街が大きくて、何も事前の下調べをしていなかった私は駅に着いた瞬間どうやって中心部に出たら良いのか立ち往生しましたが、慣れればトラムとバスが便利だし、中心部の観光客が行くような場所は十分徒歩で回れました。ブルージュと比べればまだ観光地化されておらず、人の生活を肌で感じられるのんびりした街です。
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Tシャツに革ジャケットという格好で行ったところ、あまりの暑さにジャケットはすぐさまお荷物に(でもユーロスターは空調が寒かった)。町なかの温度計は午後5時の時点で28度となっていました。活気のある運河沿いを散歩した後、乾いた喉に、おいしいベルギービールがたまりません。ゲント名物のワーテル・ゾーイにチャレンジしましたが、このシチューのようなの、美味しいんだけど暑い日向きではなかったかも。。

宿泊は、13世紀に建てられた修道院を改築したゲストハウス。部屋にテレビもなく、夜は存分に尼僧気分を味わうことになりましたが、他にはない雰囲気で、良い思い出になりました。

【ブルージュ】
こちらは町の中心部がまるごと世界遺産となっており、「屋根のない美術館」という形容にも頷ける、美しい町です。イースターということもあってかとにかく観光客が多く、道には馬車が、運河には小舟が、観光客を満載して行き交っていました。いかにも日本人好みの可愛い町で、中心部はある意味、テーマパークのよう。が、ちょっと小道に入れば、静かで絵になる落ち着いた通りが続いていて、散策が快適です。
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あまりの暑さにどうしてもビールが飲みたくなります。強烈な日差しに日焼け止めを購入。サングラス必携。スニーカーに靴下なんて履いてられません、サンダル持ってきて良かった!これはもはや真夏の光景。
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【アントワープ】
まず、とーっても立派な駅舎に感嘆。ヨーロッパには美しい駅舎が多いですが、ここはその中でも第一級でしょう。さすがベルギー第二の都会だけあって、道行く人も国際色豊か、駅前は若干治安悪げな感じです(怖いほどではありませんが)。

ルーベンスが晩年までの29年を過ごしたアトリエ兼住居も興味深いですが(やっぱりルーベンスって売れっ子だったのね…家、超豪華)、やはりその圧倒的な美しさから言えば大聖堂でしょう。「フランダースの犬」で、パトラッシュとネロがルーベンスの絵を見届けて死んじゃうところですね。その肝心の絵は、実はもっと大きな絵を想像していた私には若干肩透かしだったものの、街のどこから見ても美しい大聖堂は存在感がありました。余談ですが、ここの大聖堂では内部写真撮影OK。私はどうも教会の中で写真を撮るのに抵抗があって、「OK」と言われても何だか悪い気がしちゃうのですが、何故クリスチャンでもない自分がそういう感情に囚われているか不思議です。
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【ブラッセル】
満を持して(?)最後はベルギーの首都にしてEUの首都でもあるブラッセルへ。ここまで回っていたフランドル地方はオランダ語圏のため、いきなりフランス語になって何だか適応できません、ボンジュールがぎこちない。

こちらもイースターとあってか人ごみが半端ありません。とりわけ世界で一番豪奢な広場とも言われるグラン・プラス周辺はすごい人出。食い倒れ横丁と呼ばれるブシェ通りは、観光客相手のレストランの客引きが鬱陶しい。非常に美術館の多い街なので、アートに興味がある人はいくら時間があっても足りないでしょうが、私の場合は、超有名観光地を半日で回ってしまった後は、とりあえず人ごみから逃げたくなり、公園へ。さすが大陸式で整っていて、美しいです(個人的には、自然なイギリスの公園の方が好きですが)。
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【全体】
今回の旅の目的は「食」です。パリより美味しいと言われるベルギーの美食を試したかったし、そもそもビールも好きなもので。時間をかけて各都市回ったのも、一日に食べられる量・飲める量には限度があるから♪で、感想は…平均として、食べた瞬間に「美味しい!」と絶叫してしまうというほどではなかったものの、気付いたらアララ軽く完食してました!というように、不思議と次の一口が誘われてしまう奥深い「美味しさ」に唸らされました。イギリスでは、時に、お腹がすいていたのに、その辺で買ったサンドウィッチを食べ始めたら急激に食欲がなくなる、ということがあるのとは、エライ違いです。ただ、ベルギーでもイギリスでも人気のフリッツ(イギリスではチップス)に関しては、私は、イギリスの「そのまんま芋!」って感じの方が個人的には好みかも。にしても、ベルギーではこれを付け合わせで出すだけでなく、ポテトをメインで売る「フリッツ屋」がたくさんあったのは衝撃。美食の国にして、これはどういうこと?
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ビールに関しては、いろいろ試し過ぎてどれがどれやらよく分からなくなってしまいました。が、一言で言えば、やっぱりベルギービールはいろいろ種類があって本当に楽しいです!!夏の日差しの中、戸外で人間ウォッチングしながら飲むベルギービールは最高。ただし、修道院系ビールなどはワイン並みに度数が強いので、昼間から調子に乗って飲んでいると、午後の観光がすべて面倒くさくなります。。
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ワッフルやチョコレートといったお菓子も有名ですが、いよいよ今回の旅で気付いたのが、私は甘党ではないということ。ワッフルはとりあえずブラッセル風(甘くない四角いやつ)とリエージュ風(ザラメ入りの甘い丸いやつ)と食べましたが、日本の美味しいお菓子を知っているので、まあ、こんなもんかなと。最終日には、4コースランチのデザートに出てきたアイスクリーム&チョコレートがけワッフル、半分以上残しちゃいました…美味しかったけど、とてもお腹に入らなかった。。チョコレートに至っては、ベルギーチョコレートが有名になり過ぎて世界中どこでも買えるだけに、敢えてここで荷物を増やす気になれず。うん、女失格かも。
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あと、言葉。観光地というのもありますが、さすがEUの中心、英語は観光に支障ない程度には普通に通じました。フランドル地方の人の方が上手で、ブラッセルでは結構怪しい人が多かった気がしますが。ただやはり看板が読めないのはちょっと辛いですね。

これからベルギーを旅する人へアドバイスするとすれば―。ゲント、ブルージュ、アントワープは、街の規模こそ違えど、やはりフランドル地方の一部ということで、中心部の雰囲気は似ているかもしれません。他方、ブラッセルはやはりフランスの影響が強く、街の感じがちょっと違います(単に都会でゴミゴミしてるという部分もありますが)。というわけで、ブラッセルだけでなく、フランドルの街にもどこか出かけてみると違いが面白いと思います。私は、行きそびれた南部ワロン地方がやはり心残りでした!
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by uk-env | 2011-04-27 07:13 | 観光・旅行(Leisure Trip)
I love Brighton!
Iです。

今週末のイースター前に課題を仕上げる予定が、案の定、挫折しつつある今日この頃です。初めての5000 words×2本は、思った以上にきつかった…。

このところ、イギリスは本当にお天気が良くて、日中は半袖でちょうど良いくらいです。例年よりかなり気温が高いみたい。天気予報もこの通り!
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これだけ暖かいと、ビーチにも人がたくさん!昨日は、夜7時を回ってから、ビーチで夕日を眺めつつ友達と軽くビールを。さすがに日が落ちると肌寒くなりますが、春が来て、改めてBrightonが好きになった気がします。London生活も楽しかったけど、私にとっては、「私の街が好き!」という気持ちを強烈に植え付けてくれるのはBrightonだなと思います。ここの生活も残り少なくなったと思うと、一日一日が愛おしいですね。

今週は課題で頭がいっぱいであまり時間がないので、近所の写真でBrightonの春をお伝えします。

- 家のそばの教会
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- 典型的なHoveの通り。これが海に続いています
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- Palmeira Square。大学行きのバスはここから発着します
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by uk-env | 2011-04-21 04:56 | ブライトンライフ
Beautiful sunshine!
Iです。

ブライトンには、春を通り越して夏が来てしまいました。全く勉強に集中できないと言ってよいほど、gorgeousなお天気が続いています。サマータイムのおかげで夕方も8時くらいまで明るい。イギリスでは、冬から春(夏)への移行が一気に進みます。

戸外のカフェやパブはサングラス姿の人でいっぱい。浮かれた人はビーチに繰り出し、半袖・短パン・サンダルで日光浴。もっと浮かれた人は水着姿。気が狂った人は…泳いでいます。

私も週末、新聞を持ってビーチへ(私は半袖ではさすがに寒いけど)。ブライトンの中心部辺りは、週末ともなるとウンザリするくらい人が多いですが、西のはずれのここHoveは比較的静か。冬の間は、せっかく海のそばに住んでいてもなかなかビーチに出かける気がしなかったものですが、このお天気なら毎日でも散歩したくなります。

- 遠くに見えるビルの辺りがブライトン中心部
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- 反対側(何もない?)
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ビーチ沿いの魚屋さん。カレイとムール貝を購入しました。ムール貝はワイン蒸しに、カレイはムニエルとオーブン焼きにして楽しみました!
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by uk-env | 2011-04-12 04:59 | ブライトンライフ
神秘の国・北ウェールズ
Iです。

春休み、今回は5000 wordsのエッセイ2本を抱え、そうそう遊んでもいられないのですが、残り少ないイギリス生活を満喫すべく、未踏の地への旅行を敢行しています。

第一弾は北ウェールズ。良かったという人とつまらなかったという人と、極端に評価が分かれるこのdestinationですが、要は、いなか。私は好きでした!春を迎えて花が一斉に咲き乱れ、子羊達がよちよち歩くのどかな風景の中、電車に揺られること5時間半。ウェールズ北側の海岸線に沿って、エドワード1世が築いた世界遺産の3つのお城とスノードン山を見てきました。

【カナーヴォンCaernarfon】
電車すら通っていない小さな町。こんなところにあるカナーヴォン城なのに、イギリスの歴代皇太子の就任式はここで行われてきたというから驚きです。町の小ささに似つかわしくない大きく立派な城塞。ウェールズのお城は、まさに守りを固めるために造られたというのが一目で分かる堅牢なつくりで、圧倒されます。
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泊まったのは16世紀開業のイン(旅籠?)。雰囲気のあるレストランが良い感じでした。

【スランベリスLlanberis】
このダブルLの発音はどう頑張っても習得できそうにありませんでした。カナーヴォンからバスで20分ほど。ウェールズ最高峰のスノードン山の玄関口の町です。ここから、スノードン山の山頂まで登山鉄道で行くことができるのですが、生憎の強風で列車は途中駅止まり、かつ乗客は車両から降りられないという。それでもここまで来たからには行ってきましたが、1時間半の往復、全く身動きが取れない(小さな車両なので、8人が押し込められるコンパートメント内では、自分の席に座っている他ない)のは窮屈でした…。素晴らしい絶景を堪能しましたが、やはり、山頂まで行って窓越しでない風景を眺めたかったな。体力と時間のある人は、絶対自力登山が楽しいと思います。
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スノードン山の向かいには、スレートの切り出しが行われてきた山が。ある意味無残な姿ですが、印象的ではあります。
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【ボーマリスBeaumaris】
ウェールズらしい霧雨の中、メナイ海峡を渡りアングルジー島・ボーマリス城へ。財政難のために建設が中断された未完のお城ですが、均整のとれた美しい姿は、完成していればカナーヴォン城・コンウェイ城より立派だっただろうと思われる優雅さでした。
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町自体は、寂れたピアが海岸にある他は小さなお店が並ぶ通りが一本あるだけで、特に見るべきものもなさそうなのでレストランへ。この辺りはムール貝が特産らしく、貝好きな私は今回の旅中、2回いただきましたが、この辺のムール貝はどうやら小粒みたい。

【コンウェイConwy】
人口的にはカナーヴォンの半分以下のはずですが、観光客向けのお店などはこちらの方が充実していたかも。海岸沿いのプロムナードはカナーヴォンよりリゾート感が強いです。
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コンウェイ城には朝イチで行ったので、私がその日の客第一号。ひとけのない崩れかけたお城―とりわけプリズン・タワーなど―はちょっと薄気味悪かったです。
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初めてのウェールズでしたが、標識等あらゆるものがウェールズ語と英語の併記になっており、町中でもかなりウェールズ語を耳にしました。英語「も」通じる異国に来た気分。何故か、日本の山陰を思い出しました。なんというか、神秘的な感じがあります。妖精(妖怪?)でも出てきて騙されそうな。田舎ゆえでしょうが、人々が人懐こい感じで、お店のおじさんやバスの運転手さんも親切でした。夏に来て登山を楽しむのが良さそうですね。
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by uk-env | 2011-04-08 06:34 | 観光・旅行(Leisure Trip)
春の芸術鑑賞レビュー
Iです。

「自粛」というキーワードがjishukuとして海外メディアでも取り上げられるようになった今日この頃。それでも、イギリス文化をしっかり味わうことも留学中の義務(!)と信じて、この春の芸術鑑賞をレビューします。

【オペラ「マダム・バタフライ」@Royal Albert Hall】
 19世紀後半の長崎を舞台とした、日本人にはなじみ深いオペラ。蝶々夫人のアリア「ある晴れた日に」が有名ですね!
 Albert Hallの良いところは、何と言ってもチケットが安いところ。Royal Opera Houseで良い席で観ようとすると£150は下らないのですが(私はそんな席で観たことはない)、Albert Hallでは、正面の程良い高さの席でも£60程度です。Royal Opera Houseの人気オペラを£60程度でちゃんと見える席で観るにはチケット発売日に狙いを定めて買わないといけないのとはかなり差があります。他方、Albert Hallでは、英語に翻訳されて歌われるためサブタイトルがなく、却って歌詞は分かりにくかったかも。
 日本文化の描き方について「?」な部分もなきにしもあらずですが、プッチーニがこれを20世紀初頭に作曲したことを思えば、彼はとても研究熱心だったんだなあと感心します。曲中に日本の民謡なども織り込まれており、楽しかったです。しかし、ストーリー自体は、サイテー男のアメリカ士官ピンカートンに遊ばれて捨てられた挙句、子供まで取り上げられて自殺する、可哀そうな没落士族の娘の話なので、ひたすら悲しい。幕の後に、ピンカートン役に対しては拍手とともにブーイングが贈られていました!ちなみに、当時長崎にはこうした居留外国人の「現地妻」になった若い女性がたくさんいたそうで。有名どころで言えば、グラバー(スコットランド人)とかシーボルト(ドイツ人)にも現地妻がいた(グラバーの現地妻が蝶々夫人のモデルという説もあり)。なのに、この軽薄な居留外国人がアメリカ人という設定になっているところに、当時のヨーロッパ人のアメリカ蔑視も透けて見えます。
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【ミュージカル「レ・ミゼラブル」@Queen’s theatre】
 マチネ(お昼の公演)に行きました。この超有名な「レ・ミゼラブル」がこんな小さな劇場で公演されているとは知りませんでした。二階席でしたが、十分に臨場感あり!子役の歌声が素晴らしく、セットや照明も非常に効果的に使われていて楽しかったです。やはり英語の歌はとても聞き取りづらいので、話の筋を予習して行って正解。
 一応、主人公はジャン・ジョルダンなんだと思いますが、彼を取り巻く人々それぞれに物語があって、味わい深いです。私は、報われない恋を嘆くエポニーヌ(銃弾に倒れて最後だけ愛する人の腕の中で死んでいくのが救い?)や、官吏としてジャン・ジョルダンと対立するも、職務と自己のアイデンティティの狭間で悩み自殺してしまうジャベールが、個人的には好きでしたね。
 隣のカップルの男性が公演中に携帯を鳴らし、それをきっかけに二人が口論を始めるというあり得ない展開に、一時注意がそがれましたが、それでも最後には思わず涙してしまう、素晴らしいミュージカルでした!

【映画「カルメン3D」@ODEON】
 映画と言えど結局オペラ。是非生で見たかったのですが、英国滞在中に上演予定がなくて断念していたところ、Royal Opera Houseの公演を録画した3D映画が今春封切られたので行ってきました。
 もちろんオペラハウスで生で観るより圧倒的に安いのは良いのですが、その分、周囲の観客の没頭感も幾分低く、ヒソヒソ声やポテトチップの袋のパリパリいう音にはゲンナリさせられました。まあ、カルメンはこれでもかと言うほど有名な曲が満載なので、3時間の上演も集中力を切らさずに楽しめましたが。冒頭の前奏曲、カルメンの「ハバネラ」、エスカミーリョの「闘牛士の歌」あたりは、聞いたことないって人はいないでしょう。
 ただ、このオペラ、私はストーリー的には誰にも感情移入できなかったですね…私の人生経験が浅いだけってことでしょうけど。アウトローなジプシー・カルメン、自信タップリの闘牛士エスカミーリョは、キャラクターとしては非常に魅力的なんですが、ちょっとアクが強過ぎる。カルメンの魔性の虜になって転落していく田舎者の兵隊ホセは、ウブさもここまで来れば立派なストーカー。まあ、特定の誰かの視点にハマってストーリーを追わず、ころころと視点を変えることができるので、そういう意味では却って面白かったと言えるかもしれません。
 肝心の(?)3Dについては、TOSHIBAプレゼンツということで技術的には素晴らしいのでしょうが、左右の耳の高さが違うが故に普通のメガネがどうしても合わない私には苦痛でした…。
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by uk-env | 2011-04-06 02:34 | ロンドン生活(London life)