2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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切羽詰まってきました
Iです。

早いもので2月末。日も随分長くなり、日の出が7時前、日没が17時半くらいになりました。ここのところ雨や霧が多かったものの、今日のように太陽が顔を出せば、街はすっかり春の風情!

大学の授業も残すところ3週間となり、先週体調を崩したのも響いて全体的にビハインドな状況です。この先、お尻に火がついている予定は以下の通り。

エネルギー及び気候政策: 2000 wordsの政策提言書を仕上げることが今週末の課題。トピックは再生可能エネルギー起源の電力の普及促進策。フィードインタリフやRPSなどですね。日本のフィードインタリフの議論についていくためにも勉強になります。が、政策提言書は日本政府あてではないので…、ちょっと書きにくいかな。国ごとにあまりに状況が違うので、政策提言書をターゲットなしに書くのは非常にやりづらく、私はイギリス政府を対象の念頭に書く心づもり。

同: 5000 wordsのタームペーパー。トピックは未定…(学期末までにトピックについて教官の承認を得る必要がある)。このモジュールはすべてのトピックが面白いので、絞り込めなくて。自分の弱い分野を勉強するとすれば、バイオ燃料、原子力、CCSあたりですが、5000 wordsを書けるほどの強い関心が自分にあるかというところ、慎重に見極め中です。

サステナビリティのためのイノベーション: こちらも5000 wordsのタームペーパー。どちらかというとこっちの方が深刻で、エネルギーのモジュールに比べて自分の関心ポイントが限定されている。一番ラクなのは、イノベーションを促進する政策の役割について、(エネルギーのモジュールで少々勉強した)再生可能エネルギーをケーススタディとして書くこと。個人的に興味があるのは、競争力と政策の関係ですが、現段階で何となく先の見通しが立たなくて躊躇しているところ。

修論: 早くトピックを固めてスーパーバイザーを探さなくてはいけないのですが。どうも、上記3つで既に頭がいっぱいで、つい後回しになりがちです。今、漠然と考えているのは、イギリスの気候変動政策の立案過程です。イギリスの気候変動政策って、短期間でクリエイティブなアイディアを技術的にも政治的にも実行可能な形にするのが得意な印象を持っていて、それは何故なのか興味があります。外部有識者(アカデミア、産業界)の巻き込み方みたいなところに焦点を当てて研究できたらと思っていますが、全然詰まっておらず、大学の教授陣に相談に行く勇気がまだ持てないところ。


仕事においては「優先順位付け」は当たり前ですが、どうも、学校の勉強みたいにじっくり腰を据えてやる作業というのは、複数のことを並行して進めるのが私はすごく苦手で。イースター休暇を満喫するためには、相当ネジを巻いていく必要がありそうです。
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by uk-env | 2011-02-26 19:00 | 大学(Sussex)
嬉しくない初体験
Iです。

お天気も悪くて気分がアガらない今日この頃ですが、週末、渡英後初めてまともに寝込んでしまいました。これまでもまあ風邪を引くことはありましたが、2日間くらいベッドから動けなかったのは初めて。熱はないのに、全く食欲がなくて、水すら受け付けない。少しでも胃にモノが入るとどうしようもない気持ち悪さに襲われ、とにかくそれから逃れるために眠るという感じ。土日の2日間で口にしたのは、フラットシェアしているファミリーのお父さんNickが作ってくれたカボチャのスープ2~3口、ホットレモネード、チョコひとかけらという状況で、栄養が取れないので、エネルギー不足で段々体が冷えてきた。更には、気持ち悪さ故に体を丸めているので、首から背中の筋肉ががちがち、頭痛が始まる始末。どうしたらよいのか途方に暮れました。

一人暮らしが長いので、風邪を引いた時の対策はもう分かっているつもりになっていました。あ、熱が出るな、と思ったら、早目にスーパーに行って、栄養のあるものとか体を温めるもの、発熱時も食べやすいヨーグルトなどを買いだめ。ビタミンCを浴びるように取って汗を出す。過去の経験では、大体これで一晩で回復基調に乗せられるし、仮に本格的に熱が出ても、すべきことは分かっている。基本的に、食べなきゃ治らないというのが持論。これが、今回は全く通用しなくて。ファミリーのお母さんEmmaがお医者さんなので様子を見てくれたけれど、どうやらウィルス性なのでどうしようもない、食べられないうちは無理しない方が良いわよ、体が食べる準備ができたら教えてくれるから、と。いやいや、一人で何でもできると思ってたけど、今回はファミリーに救われました。ありがとう~。

昨日月曜日は何とか大学には行ったものの、リーディングもやってないし朦朧として授業は半分しか頭に入らない、という感じでした。が、幸い、午後に何とかお素麺を食べることができ、やはり食のパワーで回復。今日火曜日は食をボチボチ普通に戻しつつあるところ(夕食に野菜スープを食べたら、食べ終わって食器を洗っている時に突然吐き気に襲われ、トイレへ…私は妊婦か!)。

今月、ついてないなあ。。でも、これで乗り越えたはずなので、明日から気合を入れ直して遅れを取り戻さねば!まずは、金曜日に行ったプレゼン(再生可能エネルギーの導入促進策)に基づく政策提言書の執筆です。
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by uk-env | 2011-02-23 06:15 | ブライトンライフ
PC依存生活
Iです。

ツイてない1週間でした。

1) 風邪を引く。
2) 電車やバスの乗り継ぎではことごとく目の前でドアが閉まる。
3) 乗馬レッスンの日に限って大雨。

そして極めつけ、
4) ノートパソコンにお茶をぶちまける。しかもプレゼン3日前。

1~3についてはまあそういう時もあるよね、と笑えるものの、4についてはカップ半分の量をキーボード上に派手にやってしまったので、本気で青ざめました。留学生活においてPCは必須。大学の授業で不可欠(プレゼン準備、エッセイ執筆)という点もありますが、考えてみれば、あらゆる情報収集はインターネット、連絡はメールor Facebook、日本の家族や彼とのコミュニケーションはスカイプに頼りきり。すべて、PCがないと始まりません(携帯でもインターネット・メールはできますが、やはり限界はありますよね)。ここで日本語が使えるPCがダメになったら生活が立ち行きません。いかに私の生活がPC・インターネットに依存しているか痛感させられます。

データの類は基本的にハードディスクには保存しないようにしていて、メールもGmailを使うことでリスク分散しているので、必要なデータを失ってしまう心配はなかったものの、もしホントにPCが死んでしまっていたら、買い換えざるを得ない。日本語が使えるPCを中古で買うのか、新規で日本から取り寄せるのか、イギリス版に日本語ソフトを載せるのか…頭を抱えました。幸い、丸一日電源をオフにして乾かすことで、何とかシステムが立ち上がるようになり、プレゼン準備の間はかなり怪しい動き(勝手にxを連打する等)に悩まされたものの、時間経過とともに徐々に回復。どうやら何とかサバイブしてくれた模様です。

この間、大学のPCでメールを書いたり等していましたが、英語PCで日本語を使いたい時に使えるサイトがあることを発見。旅先などでも使えそうです。

それにしても、ここまで生活がPCに依存するようになったのはほんのここ10年くらいですよね。私なんて、学部1~2年生の頃は、クラス等で分担して作成する試験対策のプリント(授業に出なくてもこの通称「シケプリ」を入手して勉強できるように、というふざけた制度。その分、自分の担当の科目はノートを超える内容をまとめなければならない)を手書きで作ってましたからね。今考えると信じられない。歳がバレますね。でも、その時代に留学していれば、きっと日本語に触れる機会は今より圧倒的に少ないはずで、英語を伸ばすという意味ではそのほうが良かったのかも。
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by uk-env | 2011-02-19 06:41 | イギリス生活情報(living inf)
ありがたいフィードバック
Iです。

秋学期の成績が返ってきました。今回感動したのは、エッセイ(新興国への技術移転について書きました)へのフィードバックの詳細さ!この水準でundergraduateから教育を受けていれば、学術論文を書くというのがどういうことか、きちんと身につくと思いました。たまたま私が受けたモジュールがそうだったのかなとも思いましたが、他学部の複数の友人も同じような反応(とある日本人の友人は、コンマ(,)の位置まで直された由)。学校・コースを選ぶ時に、そういうところまで調べるというのはなかなか難しいけれど、その差は大きいと思います。(例えば、去年のとあるモジュールのエッセイでは、フィードバックが「非常に良い点をついている部分もあるが(←どこのことを言ってるか不明)、もっと都市にフォーカスしているとよかった」、以上、で、どうimproveして良いか分からなかった。)

例えば、内容面に関しては、こんな感じ。一部抜粋。
"There are some points that could be addressed to strengthen the paper. While the overall argument is well made, one point could be further explored. On page 10, the paper suggests that technology transfer has been diminishing in CDM projects over time because local knowledge and equipment have been established. This is one explanation. Another (not necessarily completely alternative – it could be one of a number of factors) is that HFC projects have been diminishing over time as opportunities for such have been exploited. These projects are recognised to need more foreign technology than some others. As a result, the need for foreign technology is lower. Furthermore, the graphs on page 10 give a mixed message. It would seem that the level of technology transfer in the “Others” category has fallen only slightly over time, while the remaining categories show clear – even steep – downward trends. This needs some explanation or discussion in the text."

加えて、「学術論文」としての表現についても指導が。
"On occasion, there is a tendency towards moralistic positions or hyperbolic statements, where the language could have been more neutral but still make the relevant point. For example, on page 5, the paper states, “… the importance of mitigation policies … can never be overemphasised”. This is hyperbolic in the sense that it is possible to imagine the overemphasis of mitigation policies. On page 3, the paper says, “… the fact that some developed countries are failing to reduce their emissions is to be condemned”. It is easy to be sympathetic to this judgment but it is not necessary to express it in such moralistic terms. An alternative to the text on page 5 might be, “In this regard, there are significant opportunities to emphasise the importance of mitigation policies in emerging economies”. The text on page 3 might have said, “Although some developed [or industrialised] countries have failed to reduce their emissions …”"

ここまで詳細に見てくれる教官には、ホント頭が下がります。今期のエッセイは、2000words・1本と、5000 wordsが2本。これくらいしっかり見てもらえるなら、学生側も、下手なモノは出せない、という緊張感というかプレッシャーの下に置かれて良いですね。いい加減、今期のエッセイのテーマも考えなくちゃ。
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by uk-env | 2011-02-13 06:26 | 大学(Sussex)
現実逃避
Iです。

最近、更新頻度が落ちてて申し訳ないです。学期も半ば、あまり余裕のない毎日で…。なーんていうと、すごく頑張ってるように聞こえますが、正直言えば、この時期が結構忙しいというのを読めずにいろんな遊びの予定を入れてしまっていたり、日本にいる祖母の健康が思わしくなく、一時帰国の可能性を含めたゴタゴタがあったりして、単に時間が足りないだけです。。

というわけで、今日は現実逃避がてらの投稿。年が明けてからの主な芸術鑑賞をレビュー。

【バレエ・白鳥の湖@ロイヤルオペラハウス】
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 久しぶりに良い席を取ってバレエ見ました。個人的には、バレエはやっぱりそばで見る方が迫力があって楽しい気がします。
 思いっきり「ベタ」な白鳥の湖ですが、やはり、馴染みのある曲が多いと楽しいですよね。自分も含めて、バレエ鑑賞初心者にはうってつけだと思いました(チャイコフスキーつながりでは、眠りの森の美女より分かり易かった気がします)。お昼の回に行ったこともあり、家族連れも多かったですね。
 ちなみに、白鳥の湖をモチーフにした映画「ブラック・スワン」が話題で、見に行きたいなと思っているのですが、てっきりヒューマンドラマかと思ったら、結構サイコ系で怖いらしいですね。一人で行かない方が良いよ~と言われ、いまだに見てません。

【アイスダンスショー・Energia@ブライトン・ハウス】
 実は、フィギュアスケートを生で見るのは初めてでした。予約が前日だったので席は後ろの方だったんですが、それでも、リンクが小さく見えるくらい迫力のあるパフォーマンスに感動!
 テーマは「エネルギー」で、ピエロの「アイン」と「シュタイン」をナビゲータとして、太陽から注がれるエネルギーと、地球とそこに生きる生命体の進化が表現されていた(たぶん)のですが、途中休憩まで私はさっぱりストーリーが理解できず、友人の解説によって納得。あれは、子供が理解するのは無理でしょう…。家族連れ、というより、孫を連れた年配の方が多く、一見若者が多く見えるブライトンにもこんなにお年寄りがいたのね!というのが感想の一つ…。

【オペラ・魔笛@ロイヤルオペラハウス】
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 イギリスに来てから見たオペラの中では、一番笑いの要素が多く、楽しかったです!ドイツ語の美しさにもウットリ。が、内容には若干びっくりしました。全体を通じ、「賢い男、バカな女」「リードする男(太陽)、照らされる女(月)」という女性差別が徹底しています。時代が違うと割り切れば単純に楽しめますが、フェミニストにはオススメしません。昔の女性、これに「ブラボー」と叫んだのかなあ。。。
 曲も、モーツァルトらしい可愛い歌が多いので、重たいのを見たい気分じゃない時に良いと思います。あと、子供がたくさん出てきて、その歌声にも癒されるんですが、あんな明らかに小学生という年頃の子達を夜11時近くまで出演させて大丈夫なんだろうか。
 個人的には、王子様のテノールより、お調子者のパパゲーノのバリトンの方が好きでした!また、夜の女王のソプラノは圧巻。これだけでも聴きに来たかいがあったと思えるものでした。


イギリス生活もカウントダウンが始まった中、引き続き(勉強に支障のない範囲で)芸術鑑賞も楽しんでいきたいと思います。オススメがあれば是非紹介してください。
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by uk-env | 2011-02-11 01:17 | ブライトンライフ
Social class and professions
Iです。

昨日BBCで、「Who Gets the Best Jobs」という番組をやっていました。いわゆる、階級の流動性とか、貧困の再生産―お金持ちの家に生まれたら「良い職業」につけるが、両親にお金がないと、そのチャンスすら与えられない―といったことがテーマ。実際イギリスでは、弁護士、公務員、政治家といった人達のかなりの割合が、プライベートスクール(日本の私立学校とは違い、お金を出せば入れるというわけではないエリート学校…イートンとかが有名ですよね)出身なのだそうです。

イギリスと言えばまさに「イメージ」は階級社会。社会的階級の流動性は日本より低いのでしょうか。渡英前、イギリス駐在経験のある元上司から「階級や称号について少し勉強していった方が良いかも」と言われ(実際にはそんなヒマはなかった)、ビビったのを思い出します。

ですが、大学生活に限っては、特に階級を意識するよう局面などあまりありません。そもそも大学というのが歴史的にはミドルクラス以上の人が行くところという前提に加え、ある程度「思慮」が育った年頃の学生が集まる修士コースで、たった1年、かつ、どっちかというとリベラルな人間が集まりがちな「環境」が専門、となれば、育った家庭環境まで突っ込んで聞く機会はほとんどないということでしょう。

しかし、生活の中にはやはり厳然として「クラス」が存在するようで。「差別」というのではなくて、ワーキングクラスとミドルクラスは、互いに「別世界」という意識が強烈にあるようです(ワーキングクラスはワーキングクラスで、それを誇りにしている)。一番強烈に感じたのは、昨年夏にロンドン郊外でホームステイした時でしょうか。村の中心にハイストリートがあるのですが、そこを境に、ミドルクラス地域とワーキングクラス地域とにぱっくり分かれていて(語学学校は当然前者に位置する)、ホストマザーは、「一人でジョギングするなら、こっち側(ミドルクラス側)だけにしなさい」と言っていた。語学学校の先生たちというのも「エリート」と看做されるので、ワーキングクラス地域のパブに行くと居心地がよくないとか。(ちなみに、ミドルクラス以上でもOld RichとNew Richがあって、Old Richから見ると、New Richは「流行に振り回されてるだけの服を着てるから見た目ですぐ分かる」ということらしい。)

他方、ワーキングクラスに生まれると、そもそもプロフェッショナルな仕事(番組で例に出ていたのは、弁護士、会計士、医者、ジャーナリズム等)のロールモデルもイメージもなく、環境に恵まれなければそうした職場に相応しい立ち居振る舞いも身に着かず、といった将来が待っているらしい。悪戦苦闘しながらも努力で道を拓いたワーキングクラス出身の女の子の例も出ていましたが、必ずしも扉が大きく開かれているわけではない。何と言ってもまずこの番組で印象的だったのが、レポーターの発音なんですよね。BBCなのにやたら訛りがキツイなあと思ったら、彼はワーキングクラス出身でジャーナリズムの世界に飛び込めた「ハッピーな例」として使われていた。

日本では、ここまで「クラス」の違いを意識することはないような気がします。私自身、地方の田舎の公立中学から、県下で一番お金のかかる私立の進学校に進学した時は、両者の「世界の違い」を感じたけど、それでどっちかの友達とうまくいかなかったとかいう記憶はない(番組では、ワーキングクラスから大学に進学した女の子が、大学ではワーキングクラス出身というのであだ名を付けられ、地元に帰ればuni girlと呼ばれ、狭間で苦労していた)。

ですが、お金のない家に生まれたら質の高い教育が受けられず、故に職業選択の観点でも機会が奪われるという話自体は、所得格差がどんどん拡大している日本にも当てはまる傾向。職業的再生産が何世代か続けば、日本でもそういう階級意識が生まれてくるのでしょうか。

(日本では見られないかもしれませんが…↓)
Who Gets the Best Jobs
Britain is a less equal society than at any time since World War One. In Who Gets the Best Jobs, Richard Bilton investigates access to the professions - and finds that the best jobs are being snapped up by an increasingly small gene pool of privileged, well-connected families.
Getting a good degree matters more than ever - and those from low income families can no longer easily work their way up from the bottom without the qualifications, contacts and social skills that their more fortunate counterparts make full use of.
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by uk-env | 2011-02-04 01:57 | イギリス生活情報(living inf)