2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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Endless journey
Iです。

早いもので渡英1年半。いやいや、本当に、英語は思ったようには伸びないものです。これから留学される方、英語の事前準備は決して「足りる」ということはないので頑張ってくださいね。久しく「試験」のような客観的な評価指標に触れていないので、極めて主観的ながら、自分の現在の英語力の状況を分析してみます。

【リスニング】
目指すレベルから一番遠いかもしれないのが実はコレ。さすがに、集中さえしていれば授業が分からないというようなことはもうありませんが(集中力がどれだけ続くかは別問題、まあ、集中の度合いが以前よりは低くてすむ分、長持ちはするようになりましたが)、カジュアルなテンポの速い会話は未だにダメ。また、音量が下がると途端に聞けなくなります。他方で、周りの学生がめちゃくちゃデキるように見えるケンブリッジ英検CPEクラスにおいて驚いたのは、意外に、他の学生も細かい部分まで正確には聞けていないこと。自分のリスニングが特にヒドいわけじゃないと安心すべきか、耳の柔らかい子供の時期に十分英語に触れなかったノンネイティブにはやはり限界があると思い知るべきか。

【リーディング】
これはもう、分野的に慣れているか次第です。馴染みのある分野かつ平易な英語で書かれた文章なら、まあ、楽しんで読めます(たぶん)。が、例えば新聞・雑誌なんかの、自分の専門とは関係ない分野などはまだ「よいしょ」と気合入れる必要あり。痛感するのは、ボキャブラリーの記憶力の低下。まるで見たことないという単語は、まあ出会っても読み飛ばすくらいで良いのですが、圧倒的に多いのは、「…えっと、これ何だったっけ」という、既視感溢れる単語。この辺りの単語を全部マスターすれば、文章を読むのが俄然楽になる気がします。なお、アカデミックな論文では絶対出てこないけどネイティブなら小学生でも知っている口語が、結構私のボキャブラリーから落ちがちで、新聞などを読む時の負担感を増しているように思います。

【スピーキング】
一向に伸びない。日本語で喋るときって、喋りながら、次の内容・論理・説明の順序を考えるわけですけれど、英語だと、自分の脳みそのCPUのかなりの部分が「英語」に取られてしまっている気がして、説明の下手な自分のしゃべりに嫌気がさすんです。「しまった、アレとコレの間で××を説明すべきだった、論理が飛んでたな」みたいな反省は日常茶飯事。日常会話でもそう。親しい友人相手に話がはずんでいる時はなめらかに会話できるのが、初対面の人相手に微妙に会話を選んでる時とか、顔見知りなのに共通の話題が浮かばない人と会話をつなごうとしてる時は、途端に英語が下手になる。限られたCPUをどう「英語」と「中身」に振り分けるのが良いのか、いまだに試行錯誤中という感じ。ん~、そもそもそんなこと考えるから喋れないんでしょうか。フラットの4歳の娘の奔放なお喋りが、明らかに半年前よりレベルアップしてるのを見ると、羨ましいばかり。

【ライティング】
辛うじて、近頃伸びてきたかもと思える部分。エッセイをチューターに直してもらっているのですが、目に見えて、赤が減ってきた。冠詞などはまだ間違いが多いですけど、去年は文の構成(例えば、何を主語に取るか)からして直されていたのが、そういう根本的な書き換えがなくなってきたと思います。この点、当たり前ですけど使えるボキャブラリーが増えたのは大きいですね(辞書なしで使えるという意味ではなく、ここにピッタリはまる単語があったはず、あれ、でもスペルは曖昧、という程度です…)。

イギリス滞在残り半年で、どこまでいけるか、いよいよ不安になってきました。
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by uk-env | 2011-01-31 08:53 | 英語
Tough spring term & reference manager タフな春学期 & 文献管理ソフト
Uです:


1.春学期は、前期よりも忙しそうです。まずは、今日は課題を一つ提出しました。ケーススタディ報告書で、ライフサイクルアセスメント、リスクアセスメントをメインに、存亡の危機にある会社の環境管理をどう行うべきかが問われているもの。広範なサイクルフローを示して環境改善可能性を示す一方、簡単な費用便益分析を行い、環境対策を強化しても(人員解雇なしで)長期に渡って利益が期待できることも示しました(報告書はコチラから)。
1. This spring term seems much busier than ever. I submitted one paper today which is the case study report using Life-Cycle Assessment & Risk Assessment, and also analysing how to manage and improve the environmental performance of the company which is in the crisis of its existence. (You can see my paper from here).

しかしこの課題はほんの序章にすぎず、これから2ヶ月弱の間に、計7本のエッセー・レポートを提出する必要がありそうです。また、授業が7科目取っているおかげで、授業が週に最大で35時間くらいあります。これらは、
【経済系】: 1)環境価値評価論、2)資源経済学、3)統計学、4)費用便益分析
【管理系】: 5)環境法と政策、6)気候変動、7)生物多様性保全 
になります。大変そうですが、うまくこなせるように頑張ります。
However, that assignment is just the beginning: the following 7 assignments are waiting for me over the 2months. Plus, I am supposed to attend classes for 35 hours per week (!) as taking 7 modules. Which are:
【Economics related】: 1) Environmental Valuation, 2) Resource economics, 3) Statistics, 4) Cost -befenit- Analysis
【Management-related】: 5) Environmental Law and Policy, 6) Climate change, and 7) Biodiversity and nature preservation policy.
I am looking forward to managing all the matters well and smiling eventually ;p


2.次に、大学講師にいい文献管理ソフトを紹介してもらいました。ZOTEROという名前で、フリーでダウンロード・利用できます。Google Scholarやアマゾンから直接データを引っ張ってこれることや、文献ではない有用なホームページも同じフレームで管理できること、そして消去リスク回避と他のPCで作業できるように、オンラインサーバーにソフトに入れてあるデータを自動的に共有できるのが魅力的です。
2. The next topic is reference manager. One of my university lecturers let me know that "Zotero" is a wonderful management tool for reference storage and bibliography creation. There are 4 good things. First, you can download and use the tool for free. Next, you can pick up literature data from Google Scholar and Amazon directly and quite easily. Third, we can store some useful home pages in the same framework as the academic references, and finally the our own PC with Zotero can be synchronized with the on-line server and shared data of references saved completely. All in all, Zotero is worth getting tried.
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by uk-env | 2011-01-25 13:06 | 大学(York Uni)
Spring term overview
Iです。

春学期も2週間が過ぎました。5分の1が終わった…と思うと焦ります。冬休みボケか、試験・エッセイの疲れか、どうも今週はしんどくて。

今学期はこんな感じ。2つの選択科目はいずれも、SPRU(Science and Technology Policy Research: 科学技術政策研究所)が開講する授業に参加する形になっています。

【選択科目:エネルギーと気候政策】
 「気候変動問題とエネルギーはコインの表裏であり、…」。気候変動を仕事でやっている時、エライ人のスピーチやら会議の成果文書やらで、何度このフレーズを使ったことか知れません。しかし、なーんにもエネルギーのことを分かっていない気がする私。このモジュールで一通りエネルギー関連の政策を押さえておきたいところですが、ここまでの授業を聞いての感想としては、かなり内容を詰め込んでいるため、ちゃんとリーディングこなさないと消化不良になりそう。
 プレゼンは、再生可能エネルギーの普及促進策を選びました。学期内に、プレゼンの内容を踏まえて政策提言書(アカデミックな論文形式でなく、忙しい政策決定者向けに分かり易く書くもの)を書き、これに加え、5000 wordsのタームペーパーが課されるという、ややハードなモジュールです。週当たり、2時間のレクチャーと2時間のセミナー。

【選択科目:サステナビリティのためのイノベーション】
 正直に言うと、選択科目から消去法で選んだ感のあるこの授業、気候変動specificなわけではなく土地勘がないため、全体像をつかむのに苦労しています。始まったばかりということもあってか、授業も抽象的な話が多く、タームペーパー(5000 words)のテーマがまだ全然浮かんできません。セミナーがまた結構大変そうで、3週目に向けての課題は、グループごとに選んだ本を丸ごと一冊読んできて議論し、発表すること(私のグループはTim JacksonのProsperity without Growthという本を読みます。とってもおもしろそうなのですが、いかんせん、一週間でどれだけ読み込めるものかしら)。こんな調子で毎週課題が出そうな予感があり、ちょっと脅えています。SPRUはイノベーション研究では有名らしいので、しっかり学びたいところですが。。こちらも、レクチャー2時間+セミナー2時間。

【必修科目:研究方法論】
 修論執筆の準備のためのモジュールですが、実はまだ始まっていません。本来、修論の提出期限は9月なのですが、仕事の都合で7月には帰国しなければならない私としては、そろそろ修論も気になってきており(自分の研究に着手できるか否かは別として)、早く始めて欲しいところです。まあ、この手の「方法論」を体系的に教えてくれるとすれば、有難い話。しかし、学際的なコースゆえ、自然科学的なアプローチをとる学生と社会科学的なアプローチをとる学生とがいるはずで、一体どういう授業になるのでしょう。裏ではどうやら、コースの親元である地理学部(自然科学系)が、政策的な側面のヘルプを得るべくSPRUに力添えを頼んでいるが、組織が違うため、教官の費用云々で揉めているらしい。どこの世界でもありそうな話ですが、新設コースゆえの落とし穴とも言えそうです。

【ケンブリッジ英検CPE対策コース】
 英語力の伸びなさに危機感を覚えて取ってみたコース。CPEというのはケンブリッジ英検最高峰で、ネイティブでも落ちることがある(担当教官談)という、とても私の英語力では手の届かない試験です。試験を受ける覚悟はまだないけど、モチベーション維持に役立てば、と参加してみました。…が、既に惨敗状態。クラスは、私以外はすべてヨーロッパ人、それも、フランス・イタリア・スペインみたいなバリバリ訛りのある人達じゃなく、スウェーデンとかドイツとか、ちょっと聞いたらネイティブかと思っちゃうような感じの学生たち。どうやら、英語を使うことに何らストレスはないが、母国語が英語でないため、就職活動に当たってCVに英語力を証明する資格試験の結果を書く必要があり、故に最高峰のCPEを取っておきたい!ということらしい。既に2回、「このクラスが私のレベルに合っているか自信がありません」と担当教官に訴え出るに至るほど、厳しい環境でございます。とりあえずもう少し様子を見てみようね、と言われて頑張っていますが、留学2年目も後半に差し掛かろうとしている今、とりあえずしっかり挫折感を味わわせてくれる場所です♪毎回宿題もあり。

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このほかにも興味のある授業はあって、少人数で議論するセミナーへの参加は認められないにせよ、レクチャー形式の授業を聴講することは可能なのですが、秋学期よりずっと拘束時間が増えた今期、既にリーディングが追いついていないことを考えると、まずは目の前のやるべきことをきちんとこなしていきたい今日この頃です。
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by uk-env | 2011-01-22 08:04 | 大学(Sussex)
古代ロマン
Iです。

エッセイと試験を無事乗り切ったことを祝うべく、週末、Salisburyへの日帰り旅を敢行しました。

Salisburyの一番の見どころと言えば、あのStonehenge。5000年ほど前の新石器時代につくられたとされているそうです。Salisburyの駅から1時間に1本バスが出ていて、車窓から草原の穏やかな光景に見惚れていると、突如としてあの異様な姿が緑の中に現れます。
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もちろん世界遺産ですが、先史の人が何のためにこのサークルを作ったかは未だ謎。イギリスにたくさんある他のストーンサークルより知名度が高いので、それはそれは大きいのだろうと思っていましたが、サークルの「直径」は意外に小さかった。が、何しろ使われている石が巨大で、存在感は圧倒的です。このあたり、見渡す限りの平らな草原で、近くにこんな巨石は見当たらないのですが、船を使って運んできたと考えられているそう。そこまではまあ想像できるけど、その石をこうやって並べて、その上にまた石を乗せるというのは、一体どうやって作業したのでしょう。
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Salisbury自体も、中世の町並みがよく保存された可愛い町で、Stonehenge観光の拠点とするだけではもったいない感じです。特に、イギリスで一番高い尖塔(123m)を持つSalisbury Cathedralは非常に美しく印象的。現存する4つのマグナ・カルタのうち1つがここに保存されています(通常、教会の中では写真を撮ることが憚られますが、ここでは、マグナ・カルタがあるチャプターハウス以外では自由に撮影可能)。
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私はブライトンから海沿いの電車の旅でしたが、ロンドンからの方がむしろ交通の便は良いので、ロンドンからの日帰り旅行にもオススメです。
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by uk-env | 2011-01-21 00:45 | 観光・旅行(Leisure Trip)
面白い環境経済学 Interesting Environmental Economics
Uです:

エッセーに続き、昨日土曜にもかかわらず環境経済学の筆記試験を受けました。排出量取引、環境会計、不確実性、費用便益分析、気候変動の経済影響の中から3題選び、長短併せて15問を2時間で答えるもので、手が腱鞘炎になりました。
In addition to the assigned essay, the hand-writing exam for Environmental Economics took place yesterday (even on Saturday!). The contents were 1) emission trading system, 2) environmental accounting, 3) uncertainties, 4) cost-benefit analysis, and 5) economic impact of climate change (three topics were chosen). Since around 15 questions including short and long ones should be answered within 2 hours: so that my right hand was terribly exhausted as expected (I don’t like British exams).

改めて認識したのは、環境経済学は、市場効率性や現在の幸福を至上とする現在でも主流の経済学に対して挑戦をし続けている学問で、そこでは市場で評価されない環境の価値、経済活動による外部不経済、効率性に対する倫理や価値観、不確実性とリスク、世代を超えた持続可能性、所得格差などの世代内における衡平性などを取り上げ、主流経済学からの修正を訴えてきた(けれどどこまで現実に反映されたかは正直“?”)、という事実。
Through the study, I re-realised that Environmental Economics (EE) is still a fighting subject against the mainstream economics pursuing market efficiency and current economic welfare. EE has treated non-market environmental value; negative externalities; ethics and intrinsic value often trading off efficiency; uncertainties and risk; sustainability over generation; equity among intergeneration namely income divide, calling for paradigm shift from the mainstream economics (though there is big a question about whether their voices have been adopted).

気候変動や生物多様性などでその必要性がこれまで以上に高まっていますが、経済学の限界(効率性と公平性のトレードオフや、命の値段などあらゆるものに対する経済的評価への賛否など:アメリカの前国家経済会議(NEC)委員長サマーズメモが象徴的です)やその前提となる自然科学などの現在の科学の限界(地球システムの複雑・相互依存関係の未解明など)もあって、まだまだ課題は山積、やることはいっぱいある、という状態です。今後どれほど伸張していくかは、人々の環境経済に対する理解度と応援の程度によるんだと思います(また、それらの要素も学問の実績に寄って高まっていく、と)。
Thanks to climate change and biodiversity issues, the need for Environmental Economics has been increasing. However, there are loads of things to be launched and achieved because of the limitation of economics (e.g. offset between efficiency and equity; the approval on pricing priceless, value of human live – poorer people’s life is low valued in economics. Look at the Laurence Summers’ memo, who is the former Director of the White House National Economic Council for President Obama) and the limitation of the current scientific knowledge particularly natural science (e.g. the understanding of complexities and interactions of earth system) which is the basis of economic analysis for the environment. To what extent Environmental Economics can move forward must depends on public apprehension of and support for it (these can also be heightened according to academic achievement of EE).

以下、授業で取り上げて面白かった内容を紹介します。
The followings are the interesting topics I have studied.

・不確実性に対する後悔を最小にする対応 Minimal regret policy under uncertainty
気温上昇とその影響を考えた場合、2~3度は高い確率で上昇しますが、例えば10度などはその確率がとても少なくなります。一方で仮にそのような大幅な気温上昇が起きた場合のインパクトは破滅的。これをハーバードの経済学者ウェイツマン(2009)は“太った尻尾”(Fat tail)と呼んでいます。彼によると、世界の気候学者が集まって気候変動の程度と影響を研究するIPCCでもこの太った尻尾の影響が(確率が少ないため)無視されているといい、ノーベル経済学賞のクルーグマン(2009)も、最近の既存研究の予想を超えた気温上昇が見られる(例えば、2010年の気温は1900年の観測以降、過去最高。また、最近の異常気象など)中では、破滅的なリスクを避けるための対応が必要として、ウェイツマンやスターン(2007)の考えに賛成する意向を示しています。このような不確実性に対応して後悔を最小にする対応として、レンパートなど(2004)が提唱する“強健な意思決定”(Robust Decision Making)があり、ここでは、ある対策を考えた時にあらゆる可能性を考慮に入れて、それらに対応できる政策オプションを検討する新しい政策決定モデルです。いずれにせよ、この太い尻尾にもっと気をつける必要があるはずです。
If thinking of the temperature rise and its impact, there is a higher possibility of 2 or 3 degree Celsius rise, 10 degree up is quite unlikely. But if such dynamic rise occurred, its impact would be catastrophic. This is called “fat tail” by Weitzman (2009) – an environmental economist at Harvard, who claims that even IPCC (global climate scientists gathering and researching the probability and the impact of climate change) ignored such fat tail’s existence and its potential impacts. Krugman (2009), a Novel prized economist, agreed with the idea of precautionary response against climate change which Stern (2007) and Weitzman asserted; since the current temperature rise is beyond the expectations of scientists (e.g. temperature in 2010 is the warmest since 1990; and extreme weathers in 2010/2011). To respond to this deep uncertainty, Lempert et al (2004) proposed “Robust Decision Making” which takes into account of all the plausible futures in order to consider the most suitable and effective policy options to such different futures. Anyway, at least we may want to pay more attention to “fat tail”.




・気候変動の経済評価 Economic analysis of climate change
この分野では何といってもスターンレビュー(2007)が有名ですが、それ以前から世界全体の気候変動の経済影響評価をしている人達がいます。トル(2010)曰く、この研究をしている人間は彼を含めて一握り(アメリカのイェール大学(例:ノードハウス)とイギリスのUCL(例:今は亡きピアース)の2グループのみ)で、スターンはじめ大多数の研究者がそこでの研究成果を基に評価を試みてるそうです。問題は生態系や軍事セキュリティ・紛争・難民などへの影響が十分に考慮にされておらず(戦争というと小説みたいですが)、また上記の太い尻尾も眼中に入っていないこと。これらを考慮に入れると、おそらく被害額は更に上積みされるでしょう。
Stern review (2007) is much popular in this field, but there are the other researchers who have estimated economic costs and benefits of climate change before Stern did. According to Tol (2010), they are just a handful of groups and people (including him)– two groups at Yale university (e.g. Nordhaus) and UCL (e.g. the deceased Pearce)- and Stern and many other researchers have used their findings as a basis of economic analysis. The problems here are 1) they don’t fully consider non-market values like impacts on eco-service, military security, conflicts and refugees (if we say climate wars, it sounds like the novel); 2) the “fat tail” mentioned above is not cared. When including these aspects, the possible economic costs should be more expensive than Stern.

・生物多様性の経済評価 Economic analysis on biodiversity
そこで生物多様性ですが、TEEB(2010)という経済評価書によると生態系の損失による経済ロスは400兆円で、そのうち97パーセントが気候変動への貢献(炭素を貯留するなど)とのことです。日本のGDPよりも少なく、あまりに気候変動に偏りすぎているのと、生態系サービスによる恩恵は年間最大約6000兆円といわれている(国連のミレニアムエコシステムアセスメント2005)のに比べると一桁少ないことからも、取り合えず手始めの算定で、更なる研究が今後必要になっていくのでしょうね。イギリス・日本など、各国も自分の国の生態系評価を始めています。
So look at biodiversity. TEEB (2010) clears the economic costs of biodiversity loss are more than $3 trillion, 97% of which accounts for carbon regulation (carbon sequestration). This should be preliminary since 1) the economic loss is less than Japanese annual GDP, 2) it seems to place heavily emphasis on climate change, and 3) the value is far below the figure that UN’s Millennium Ecosystem Assessment (2005) demonstrated as our benefits from eco-system services – $54 trillion. So further research is needed. Several countries namely UK and Japan in fact have launched their economic valuation on own ecosystems.

・幸せの計りかた The measure of happiness
豊かさを計る上で(一人当たり)GDPがよく使われますが、この中には自然資源の枯渇や環境破壊による損失は含まれておらず、またGDPが増えるに伴い人々の効用にマイナスの要素(所得格差の拡大、犯罪率・鬱・自殺・離婚率の上昇など)も増える(このためGDPは人々の幸せの総和を計る意味ではふさわしくない)ことが指摘されています(コスタンザなど2009)。これに代わる方法としては、例えば国連人間開発指数などが目的に応じてありますが、幸せな惑星指数(Happy Planet Index)というのも提案され計測されています(アバダラーなど2009)。ここでは、「平均寿命×生活満足度/エコロジカルフットプリント」という式を基に、各国を調査した結果、世界で一番幸せなのは、何とコスタリカ。満足度の高さとフットプリントの少なさが要因ですが、同様の傾向でラテンアメリカの国が上位につけています。生活満足度は主観的なアンケート調査によるものですが、ラテンの人は相対的にポジティブなのでしょうか。他は、アメリカ流の暮らしは地球が5個以上必要となるため、世界第1の経済大国は100位以下。サブサハラアフリカの人達は寿命の短さが響いて下位、日本は平均寿命が世界一であるにもかかわらず、生活満足度が控えめなのと、地球が2個以上必要な社会のため、54位でした。そもそも国単位が幸せを測るのがいいのか、指標の組み合わせによって結果が変わるなど、色々議論はありますが、価値観の転換に向けた気づきにはなりそうです。
To refer to human welfare, GDP (per capita) is frequently used. But Costanza et al (2009) criticized that GDP does not look at the loss by depletion of natural resources and environmental deterioration. Furthermore, Increase in GDP may affect human welfare adversely - more GDP, more income inequality, crime, depression, suicide, divorce etc. Therefore, there are alternatives in accordance with respective purposes. One example is UN’s Human Development Index. Another is Happy Planet Index proposed and measured by Abadallah et al (2009). Here the equation is “1) life expectance x 2) life satisafaction / 3) econological footprint” and among more than 140 countries measured, the happiest country was surprisingly Costa Rica. This is because of high satisfaction and low footprint and other Latin American countries followed them. Life satisfaction is subjective measured by asking people so Latin Americans may be relatively positively enjoying their life. US was less than 100th due to their gorgeous life style with more than 5 earths needed. Sub-Sahara Africa was also in a low position owing to the short lengh of life expectancy. As for Japan, despite the world longest life expectancy, their position was 54th thanks to modest satisfaction and more-than-2-earth-needed society.
Although there should be arguments about 1) whether to measure country-based happiness is appropriate, 2) the results would be changed according to selection of indexes and their combination and so on, this could give us good intuitions for paradigm shift of value and judgment – what is our happiness.

・補助金で汚染が逆に増える? Subsidy for reduction may increase total pollution?
古典ですが、ピアスとターナー(1990)による資源環境経済学のテキストには、汚染を減らすために削減企業への補助金(報奨金)制度を導入しても逆に企業のコスト削減効果から新規参入者が増え、産業全体として見れば汚染総量は増えてしまう、ことが言われています。条件としては、新規参入・退場が自由なマーケットであること。日本では古典的には汚染防止のための法規制(総量又は原単位のキャップ)を行い、その遵守のために企業に施設整備、機器設置のための補助金を導入するというやり方が行われてきましたので、この場面では少し状況が違いそうな気もしますが、エコポイントを省エネ機器に付けて販売奨励をするのは、エネルギー利用総量が増えて、結果的に省エネ効果を上回る可能性があることから、指摘は当たっているかもと思いました。どういった条件で経済的手法を使うべきか、を考える必要があるのですね。
This is from classical but good text for resource and environmental economics written by Pearce and Turner (1990). They explain that, if government introduce subsidy for pollutant reduction(as a premium), the firm’s cost would be mitigated so new firms would join such market, which may lead to the possibility of increase in the total emissions of pollutants in the industry which admits new comer’s participation freely. In Japan, traditionally we have introduced environmental regulations for reductions of pollutants as a form of either technology standard or outcome standard (i.e. the total emissions cap or each firm’s cap). And in order firms to obey these regulations, subsidy has been used for the improvement of facilities and equipment. In this case, outcomes would be different from the economic theory. On the other hand, the policy pull to encourage the purchase of energy efficient appliances (e.g. car, TV, air conditioner, fridge) which Japanese government recently has conducted might be the case of such theory. In this case, consumers could save their expenses since an eco-point premium is endowed after purchasing eco-friendly stuff and can be used as sort of money. This may result in the increase in total energy use, overwhelming the positive energy efficiency impacts. Therefore, we might want to consider under which conditions economic instruments should be adopted.


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by uk-env | 2011-01-16 22:22 | 大学(York Uni)
Spring term has started
Iです。

春学期が始まりました。今週は、先学期のモジュールの試験とエッセイの提出もあって、1カ月近いクリスマス休暇を満喫した後の頭と体には、なかなかハードな一週間。

試験は、「気候変動の科学」のモジュールの評価を100%決めるもの。自然科学の試験というものを、大学の教養学部時代以来受けたことがなく、勉強の仕方が分からなくて困りました。具体的にやったのは、

・学期中の授業の復習。レクチャーの録音しておいたのを全部聞き直しました。学期当初に知識がない状態で授業を受けていた時は聞き流していた内容が、全体像がおぼろげながら分かってから聞くと実はとても重要だと気付かされたり。普段は録音してもどうせ聞かないのですが、このモジュールについては録音しておいて正解。
・IPCC AR4 WG1をひたすら読みこむ。全部は無理なので、Technical Summaryから始めて、各章のサマリー部分に進み、授業で重点的に扱われていた部分は章(又は節)全体、というように進めました。
・エッセイ形式の問の解答で使えそうな重要論文の見直し。セミナーで扱われた論文すべてを全部読み直す時間はないので、数を絞って内容を頭に入れる。
・お絵描きの練習。英語力がないというのもありますが、自然科学の試験ではビジュアルに頼るのが早道(担当教授推奨)。といって、描いたことのない絵(グラフ等)をマグニチュードを含めて試験中に描く(例えば、いわゆるホッケースティックのグラフとか、カーボンサイクルの図↓を、数字込みで描く)のは非常に大変なので、ある程度慣れておく必要がある。
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・ボキャブラリーの記憶。とにかく、社会科学と比べると言い換えの効かないワードが多く、回答作成にあたって覚える必要のあると思われる単語を書きとめていったら、単語帳のようになりました。ただし、この手のワードを覚えても日常生活で使う機会はないので、英語力の底上げには全く役に立っていない感あり。

といったところでしょうか。過去問がなかったせいもありますが、昨年UCLでの開発学の試験と比べると、ひたすらインプットに時間を割いて、アウトプット(エッセイを書く)の練習はあまりできませんでした。

実際の試験では、必須の問(短答式)で一つほとんど聞いたこともない単語の説明があってそこはできませんでしたが、後は、用意していた範囲で解けたと思います。ただし、ひたすら時間がなく、3時間の試験時間で物理的に書ける量(当然、ネイティブより圧倒的に少ない)の中で、どこを掘り下げどこを切るか、というのが難しかったです。焦ると、脳みそのメモリが「英語」(ボキャブラリー、文法)の部分にとられて、ロジックが弱くなるんですよね。

当初は、慣れない自然科学のモジュールの評価が試験一発勝負というのはすご~く嫌だなあと思っていましたが、考えようによっては、もしエッセイの提出だったら、(1)書き方がまるっきり違う自然科学の論文の形式の習得といったようなところに時間を割かねばならなかった、(2)特定の分野をマニアックに掘り下げて勉強しなければならなかった、はずで、むしろ試験対策として、なじみのない「科学」のコアな知識だけ薄く広く勉強できたのは良かったかなと思います。
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by uk-env | 2011-01-13 06:01 | 大学(Sussex)
At the beginning of the year...
Iです。
新年明けましておめでとうございます。…遅いですね、ちょっと。

こちらイギリスでは、クリスマス休暇に入るのが早い分、年明けののんびりしたお正月気分というものは存在しません。一気に日常が戻ってきます。春学期がまもなく始まります。クリスマス前後、旅行やらホームステイやら満喫したおかげで、課題のエッセイと、来週の試験に向けた勉強に追われる今日この頃。

【エッセイ(気候変動の経済学・政策入門)】
モジュールの評価の70%を占めるエッセイです。その割には3000 wordsと少なめ。6つの指定課題のうち、私は技術移転を選択。問いを忠実に訳すと、「技術移転が、中・印・伯・墨のような新興国の緩和努力に貢献するポテンシャルは何か」。

ポテンシャルは何かって…、how to facilitateは問われていないのか?それとも「当然に」この問いの射程圏なのか?推薦リーディング論文を読んでいると、やはりhow-toの論文も多いように感じ、担当教官にどちらに力点を置くべきなのか尋ねたら、君の好きなように書いて良いよ、と。…答えになってません。。

つい、how-toに力を入れてしまいそうになりますが、それだけでは問いに答えていないような気がするので、中・印の緩和がいかに決定的に重要か、2050年半減シナリオで技術が果たす役割等を、少し丁寧めに書きました。まあ、あくまでここはイントロで、本当は技術移転はどうあるべきかと書きたいのですが、字数制限ゆえに何となくアンバランスになった感は否めません。

それにしても、技術移転のインセンティブって難しい。先端技術を持っている企業にとってもウマい話にしなくちゃいけないわけで。とりわけR&D段階の技術をどうシェアするか。「ウマい話」の感覚が、いまいちピンとこないのが弱点。一度、そういう企業でプロジェクトの一つでも担当してみたいかも。

【試験勉強(気候変動の科学)】
試験一発勝負(100%)のこのモジュール。理系的素養のなさを措いても、昨年の経験から言って、ど~う頑張っても試験ではネイティブのようには書けません。ので、非常に心配。

やはり英語的ディスアドバンテージはきつい。ボキャブラリーのない私、今回かなりの数の英単語を覚える必要があります。日本語で言うなら小中学生レベルの用語(例えば、成層圏・対流圏とか、冷帯とか)に始まり、いわゆるターミノロジーまで。

新設コースゆえ、過去問というものがないのも大変厳しいのですが、そこは担当教授が「模擬試験」を作ってくれました。辛いのは、選択式のエッセイだけじゃなくて、「××を定義せよ」とか「●●の△△に及ぼす影響を図解せよ」みたいな短答式の必須の問が3分の1を占めること。簡単な問いもあるのですが、問いによっては、IPCC第4次評価報告書第1作業部会の、技術的要約はおろか章ごとのサマリーでもないところに数行記述があるようなものを拾って来なければならないものもあって、お手上げ状態ですね。

3時間の試験。ノンネイティブ的には時間との勝負です。が、これまで経験した(社会科学系の)試験では、何と言うか、仮に知識が薄くても、中身を捏ねくり回して何か書ける、という意味で制限時間いっぱいはとにかく努力する、という部分があったと思うのですが、自然科学系だと無理ですね。あと、パソコンに慣れきっている我々としては、「ペンで紙に書く」練習も必要(驚異的に字が下手になってます)。試験まであと1週間。頑張ります…。
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by uk-env | 2011-01-06 02:53 | 大学(Sussex)
卒業式とエジプト旅行 LSE graduation & Egypt trip
Uです:

あけましておめでとうございます。A Happy New Year.

1年目の大学、LSEの卒業式に出席するため、ロンドンに上京してました。そのまま10日間のエジプト旅行に出かけ、イギリスの寒さから逃避していました。
We came down to London to attend LSE graduation ceremony in last December, then traveled to Egypt for 10 days in order to leave all the cold weather behind us.

(1.LSE graduation)

とても寒い一日でしたが、思いがけずたくさんのクラスメートに再開できて嬉しかったです。卒業式の後は、アフタヌーンティ、食事をして旧友を深めていたら、久しぶりに風邪を引きました。
Although it was very cold day, unexpectedly there were so many classmates joining the graduation that I was happy to see and talk with them a lot, which was very good reunion. After the graduation ceremony, we enjoyed afternoon tea and dinner together, resulting in that I got a terribly cold somehow but it was so enjoyable.


(2.Egypt)

次の日は朝からエジプトのシャルムエルシェイクに飛ぶため、ロンドンにある4つの空港のうち一番小さいルートン空港に行きましたが、寒波のせいで5時間も空港で待たされました。
In the next morning, we got the Luton airport to fly to Sharm El Sheik, Egypt. However, owing to the cold wave, the flight was delayed by 5 hours! (although we were still lucky since the day after this departure day, the main London airport was closed)

(1) Sharm El Sheik

紅海の一大リゾート地のため、エジプトらしさはあまりなく陸は若干開発されすぎた様子。しかし、ビーチと綺麗な海、そして365日晴れているというイギリスでは信じられない天気を存分に楽しむことができます。気温も12月下旬にして25度前後でしたので、海には入ると肌寒いでしょうがビーチでのんびりするには最高です。おかげで日焼けしました。
Sharm El Sheik is a big "Red Sea" resort spot which is a bit overdeveloped so that we can hardly see typical Egyptian things. However, we fully enjoyed blue ocean and beach, everlasting sunny summer which can't be expected in UK. The temperature was around 25 degree under which swimming was a bit cold but relaxing and sun-bathing at the beach was very comfortable. As a result, I have got a sun-tunned face.


(2) Luxor

そこから飛行機でルクソールへ。ナイル川を挟んで西と東に遺跡が点在するエジプトの古都です。初日はホテルが多くひしめく東側にある二大神殿、ルクソール神殿とカルナック神殿に行きました。ルクソール神殿の壮麗さ、そしてカルナック神殿のスケールに圧倒されました。
From there, we flighted to Luxor where plenty of heritage sights are located at both sides of the Nile river. To begin with, we visited Luxor temple and Karnak temple in the east bank of the Nile. We were pretty much impressed by the brilliance of the Luxor as well as the dynamic of the Karnak.


2日目は西側に渡し舟で渡り、(最後にチェーンが切れるほどおんぼろの)自転車を借りて遺跡めぐり。王家の谷が一番遠くにあり、夏だったら死んでいたでしょう。山深い石灰岩の真っ白な谷で、トトメス3世、ラムセス2世、そしてツタンカーメンの墓などがあり、墓所内のカラフルな壁画を楽しむことができます。
The next day, we got across the Nile to the west bank by the river ferry, riding on the rental bicycles (one of which was so old that finally its chain was broken off) to see around the several heritages. Firstly, the Valley of King is the farest from the Nile and reaching there by bicycle would be deadly in summer. This valley is whity made of limestone, having many tombs of namely Thutmose III, Ramses II and Tutankhamun in which you can see colourful wall paintings especially about Book of the Dead.

近くにあるハトシェプト女王葬祭殿は遠くから見ていると壮大ですが、中に入ると何もなくて、ガッカリします。この辺りでヘバッてジュースを買おうとすると観光価格で450円もします。近くにあるパバサ墳墓という貴族の墓では当時の生活なども垣間見れますが、人気がないためか誰もいないのが、不安にさせます。
Queen Hatshepsut's temple at deir el-bahri, close to the Valley of the King, is spectacular and superb from a distance, though the entrance of the temple was a bit diappointing as there is nothing to see specially. Plus, juice costed too much, around 3 pounds. Tomb of Pabasa also shows us the ancient daily life of Egypt where nobody visits due to unpopurality which made us unrelieved.

ラメセス3世葬祭殿にも夕方行きましたが、生憎時間がオーバーしたため中には入れませんでした。しかし外から見るだけでも大きな壁画を垣間見ることができ、また入口付近にあるレストラン、マラトンガのタジンという壷焼き料理はオススメです。
We visited the Mortuary Temple of Ramses III in the evening but unfortunately could not come in due timeover. But the big wall paintings can be seen from a distance and the Egyptian food called "Tajin" surved at the restaurant, "Maratonga", close to the entrance of the temple.


最終日は、ルクソール博物館に行きこじんまりとしつつも分かりやすい展示を見た後は、スークでさわり心地のよいスカーフを手に入れました。
On the final day in Luxor, we went to Luxor Museum which offres a small scale of exhibitions and clear-cut explanation of the Egyptian history. Then, we got the Egyptian scarf which was soothing to the touch in the Souk, the Arabic market.
ルクソール博物館[アメーバビジョン]

(3) Cairo

ルクソールからカイロへも飛行機で。カイロは混沌が相応しい町で、特に自動車交通がひどいです。喉が痛くなるほどの排気ガスと命がけの道路横断が必要です。
Moving from Luxor by air, we reached at Cairo which is so chaotic in particular traffic which provides sore throat inducing exhaust fumes and demands deadly road crossing.

到着日はエジプトのファストフード、コシャリを食べに「アブ・ターレク」に行きました。エジプト料理は意外に日本人の口に合います。量も食べきれない程出て、ジュース込みで一人200円以下です。エジプトでの問題は、カイロでさえ、お酒を出してくれるお店が観光客相手の店に限られることで、この場合お酒屋さんを探して缶ビール等を買うしか方法がありません。
On the arrival day, we went to "Abou Tarek" for Egyptian fastfood, Koshari - the rice and pasta with tomato sauce. Surprisingly, this was delicious and I feel Egyptian food fits to a Japanese tongue. Its volume was massive while it costed less than 1.5 pounds per person. The problem in Egypt is that it is very difficult to find local restaurants which serve drinks even in Cairo. In this case, we need to find a liquor shop to get a can of beer or something.



2日目はタクシーをチャーター(1日3000円くらい)してピラミッドめぐり。ギザの3大ピラミッドはやはり圧巻でした。また、スフィンクスが一枚の岩で出来ていることも、ピラミッドとあんなに離れているなんて知りませんでした。周囲はラクダのウンチ臭いですが、ラクダに乗らなくても歩いて回れます。
On the second day, we hired the taxi at 20 pounds per day to see around pyramids. Great Pyramid of Giza was quite overwhelming and I haven't known that Sphinx is made of the one stone and such far from the pyramids. While it was a bit smelly around due to camel's puppy, We could walk around the pyramids without riding on camels.


午後は階段ピラミッドのあるサッカーラと赤のピラミッド、屈折ピラミッドがあるダッシュールへ。階段ピラミッドは工事中、赤のピラミッドは内部にタダで入れますが、オシッコの凝縮したアンモニア臭が強く、本気で吐くかと思いました。その入口から眺める砂漠地帯の景色は圧巻です。屈折ピラミッドは遠くから眺めるのみ。
In the afternoon, we moved on to Saqqara (famous for Step Pyramid) and Dahshur (for Rea Pyramid and Bent Pyramid). Step Pyramid was under construction. At Red Pyramid we could enter the inside for free but the smell of ammonium by piss was so strong that I was about to fetch up, seriously. The scenery of the desert from its entrance was stunning. We could also see the Bent Pyramid.




3日目は、エジプト考古学博物館へ。数多くの展示品がありますが、やはり黄金のツタンカーメンとラムセス2世などのミイラが圧巻です。
On the third day, we went to Egyptian Museum where we saw many fabulous exhibitions - above all, the golden Tutankhamun and the mummies of Ramses II and the others were outstanding.

エジプト考古学博物館動画


エジプト考古学博物館近くのレストラン「フェルフェラ」で美味しいエジプト料理、シャクシューカに出会いました。オムレツのトマト煮込みですが、味わい深く自分でも作れそうです。また、シーフードも新鮮で、エルニールフィッシュでは、美味しいボラが食べられます。
Close to Egyptian Museum, we met the delicious Egyptian food called "Shakshouka", omlettes with tomato soup at the restaurant "Felfela". Despite its deep taste, it can be cooked by ourselves. You can also enjoy fresh seafood - at El Nil Fish, nicely grilled mullet is waiting for you.


そこからカイロのイスラム地区にも出かけ、シタデルまで1時間半かけて歩きましたが、途中物騒なところを抜けますので、タクシーかバスを使った方が無難だと思います。ハーンハリーリの市場はイスタンブールのバザールに比べると小振りですが、デザート屋さん「エル・ハラム・エル・ホセイニ」で食べたマハラベーヤはミルクゼリーが美味しいです。
From there, we walked to Citadel in the Isramic area for 1 hour and half although we should have used either taxi or bus since we had to pass through dangerous streets. Han-Halili bazar is smaller than the Ground Bazar in Istanbul but you can enjoy sweets there such as Maharabeya at the sweets shop called "El Haram El Hoseini" .


最終日は初期キリスト教のコプト教の博物館や教会を見学にオールドカイロへ。コプト教では昔のエジプト語を使っているんだとか、当時からアルファベットの文字を使っています。ただし見た目にはイスラム教の人との違いは分かりません。
On the last day, we visited Old Cairo to see Coptic Museum and church which is initial type of christianity. Coptic people still appear to use the ancient Egyptian language and conventional alphabet, although it is hardly destinguished from Muslims.



以上で10日のエジプト旅行も終了です。帰りの便はbmiを使ったので、Easyjetよりも快適でしたし、Earl's Court にあるSt Joseph Hotelはリーズナブルな割に綺麗な設備で良かったです。ロンドンではバーゲンセールに合わせて買い物をして、ヨークに帰ったのでした。
That is all of our Egypt trip. The flight to London was bmi which was much more comfortable than easyjet. The accommodation in Earl's Court called St Joseph Hotel was reasonable but well equipped. After enjoying the bargain sale in London, we came back to the cold York.
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by uk-env | 2011-01-02 03:34 | 観光・旅行(Leisure Trip)