2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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イギリスのクリスマス②
Iです。引き続き、ホームステイ先のクリスマスを満喫中。

25日は、朝から家族でプレゼント交換。「Oh my god! Thank you Daddy, I love you!!」とハグ&キスし合って大はしゃぎ。見た目は「大人」な17歳、14歳の娘達も、こうやって見るとやっぱり子供ですね。私もスカーフをもらってしまいました。

その後、ホストマザーのCarlaの実家に行き、Carlaの両親のほか、2人の妹さんとその家族一同でクリスマスランチ。なんと15人が勢ぞろい!小さな子供達がほんとにかわいい。お父さんが切り分けてくれるターキーを食べた後、テレビでクリスマス恒例の女王陛下のお言葉を聞き(一同起立!)、午後はひたすらおしゃべりしてのんびり過ごしました。夜は、通りの向かいに住む妹さん夫婦のお宅で軽めのディナーを済ませ、家族みんなでThe Twelve Days of Christmasという歌を歌ってひと盛り上がり。で、そのまま一泊お泊り。

26日のボクシング・デーは、ゆっくり朝寝坊した後、Nintendo Wiiで家族団欒。お昼頃、お散歩に出かけて地元のパブで一杯飲みつつおしゃべり(ボクシング・デーに開いているお店は、パブとホテルのレストランくらいとのこと)。夜にはもう一人の弟さんも奥さんと子供を連れて加わり、ピアノにギターも登場して、みんなで大合唱!英語の歌詞を知ってるのはせいぜい「きよしこの夜」くらいだったけれど、楽しめました!

と、思いっきりイギリス家庭にどっぷり!のクリスマスを経験しての印象をいくつか。

- イメージとしては、日本のお正月と一緒。とにかく御馳走を食べ、飲んで、家族でダラダラ過ごす(久しぶりに「あやとり」とかしちゃいました)。飲みっぷりもハンパなく、ワインがどんどん空いていく。個人的にはミンスパイがヒットでした。Copenhagenで減った体重は見事に戻りそうです。

- 「女王陛下のお言葉」のかなりの部分が、Commonwealthを構成する他の国への言及に費やされていたのは印象的でした。へえ~とは思うけれど、ここらへんの感覚は、ちょっとまだ私にはピンと来ません。

- 女系家族は日本もイギリスも一緒?最後に登場した弟さん一家を除くと、子供達を含めて女ばかりの一家、女が圧倒的に強くて、おしゃべりが止まらない。この感じは、うちの母方の親戚とそっくり。旦那様方、お疲れ様です…。

- 他方で、クリスマスの御馳走のために女性陣が何日も前から準備に追われるのは、まさに日本の年の瀬の風情。しかもクリスマスの朝は、早朝、プレゼントを心待ちにしている子供達に「Mummy~!」と叩き起こされるので、2~3時間しか寝られないらしい。クリスマス・ディナーの後、お母さん達がソファでうたた寝しているのを見ると、「お疲れ様」と言ってあげたくなりますが、英語で何と言うのでしょうね。

- ただ、家族みんなで盛り上がる時間も持ちつつも、例えばディナーは子供と大人を別々にして、お母さん達もちゃんと「大人の時間」を楽しんでいる、という印象を受けました。

いずれにしても、英語のレッスンのために来たホームステイとしては期待をはるかに超える経験ができました(四方八方からの早口家庭内英会話にはちょっとついていけなくて、やや疲れましたが)。明日から通常の毎日に戻るのか、それとも日本のお正月明けのように、じわじわと日常が戻ってくるのでしょうか。
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by uk-env | 2009-12-27 09:38 | ホームステイ
イギリスのクリスマス
Iです。

昨日から、ロンドンから南東へ電車で40分ほどの田舎町に、英語の勉強のためのホームステイに来ています。

ロンドンからたった40分の予定でしたが、雪のため直行の電車がキャンセルとなり、何とか電車を乗り継いで目的地に到着したのは、予定より3時間近く遅れてのことでした。London Bridge駅では、凍えそうな改札で「Delayed」の電車を延々待った挙句、ようやくプラットホームの番号が電光掲示板に表示されたと思ってホームに行くと、「Cancelled」に変わっていて、ガックリしながら次の電車を目指して重いスーツケース抱えて隣のホームへ(階段で)、という苦行を繰り返し、目的地の駅に着いたら着いたで、除雪されていない雪道(急な上り坂)をスーツケース引っ張って歩くという、過酷な試練が待っていました。神様、私は何か悪いことしたのでしょうか…。

ともあれ、12日間のホームステイがスタート。といっても、着くなり、豪快なオバちゃんといった感じのCarla先生から、「今日は簡単なテストだけ。ホントの授業は全部クリスマスの後!」と言われ、まずはクリスマスイブ、クリスマス、ボクシング・デーの3日間、家族行事に参加させてもらうことに。この3日間は、家族で、食べて、飲んで、テレビを観て、ショッピングをして、という過ごし方をするのだそうで、要は日本のお正月という感じなのでしょう。

家族は、先生と旦那様、10代の娘が3人で、この娘達がまた、母親に似て元気がよろしい。とにかく早口でよくしゃべり、しかも3人が同時にまくしたてたりするので、耳の訓練には良さそうです…。渡英当初のホームステイは、ホストマザーと一対一の関係だったので、この環境は新鮮。自室にバストイレも付いていて快適ですが、生徒の受け入れに慣れているだけに、部屋にこもっているのを引っ張り出そうというような「サービス」はしない主義のようなので、自助努力と積極性は必要。

イブの今日はまず、キャンドルサービスを観にCanterburyへ。Canterburyには9月にも来たのですが、クリスマスの光景はやはり一味違います。讃美歌が歌えないのは寂しいですが、雰囲気はしっかり味わえました。特に、子供達の歌声は感動的でした。
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by uk-env | 2009-12-25 02:05 | ホームステイ
凍るCopenhagen
Iです。

ロンドンに帰ってきました。今回、Copenhagenではほとんど観光をしていないものの、街の印象を少々。

まず、物価が高い。食事は、ほとんどまともにレストランに行っていないのですが、コンビニのサンドウィッチが700円。帰る日にカフェで食べた朝食は2000円。空港で食べたパスタは水を含めて3000円、という感じです。でも、COP期間中、温かい料理をほとんど食べていなかったので、カフェの塩辛いスクランブルエッグがとってもおいしく感じました…(卵をかき回すだけの料理で塩がききすぎてるなんて、考えてみれば褒めるところは何もないのですが)。私の味覚レベル、相当下がってるかも。

そして、寒い。九州育ちの私には氷点下の気温は感覚的によく分かりませんが、湖は氷が張っていました。外を歩くと、20分もすると口の周りが強張ってきて、うまく話せなくなり。一度、手袋をCOP会場でなくし、Lost and Foundに行くのが面倒であきらめようかと思ったのですが、行って取り戻してきてよかった。これで手袋なしだと、しもやけになってたと思います。そんな中、総理も泊ったホテルのくせにお湯が出なくて水風呂を強いられ、こうなったら涙も出ません。あ、ただし、ロンドンに帰ってきたらこちらも寒かった。ヨーロッパ全体に寒波が来ているようです。

ほとんど街を歩いていないので評価できないものの、「見どころ」はかなり限定的な模様。そうかといって、ブラブラ歩きが楽しい、というほどの面白みのある街でもなく。「人魚姫の像」は、世界三大ガッカリというだけのことはありますね。チボリ公園は、大きな公園かと思っていたら、遊園地なんですね。知りませんでした。
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褒めるところを探すとすれば、小さな街の割には電車・地下鉄が便利だったと思います。そこそこの頻度で来るし、夜も比較的遅くまで運行していたし、車両もきれいでした。あと、自転車道路の整備がすごく進んでいて、この寒さでなければ、サイクリングは真面目な移動手段(この寒さでも、現地の人は元気に自転車に乗ってましたが)。

夏に来たら日も長いし、ちょっと印象が違うのでしょう。それとも、今回のCOPが成功していたら、街も少しは違って見えたのかもしれません。HopenhagenならぬBrokenhagenと呼ばれることになったこの街に、ほんの少しだけ同情を覚えつつ、2時間遅れの飛行機で帰ってきました。
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by uk-env | 2009-12-21 09:07
祭りの後
Iです。

会期一日延長して19日までかかったCOP15閉会後、一夜明けてのCopenhagenより。

既に報道されているとおり、今回のCOPは残念な結果に終わりました。事務方の交渉は暗礁に乗り上げ、閣僚級でも調整がつかず、首脳レベルで、野心度を下げた形で何とかまとめた政治合意案(Copenhagen Accord)は、米国主導で密室で協議されたことが一部途上国(特にスーダン、ベネズエラ、ボリビア、キューバ)の猛烈な反発にあい、take note(留意)する、という形でしか成果になりませんでした。中国やインドとの交渉が極めて厳しいものになることは想定の範囲だったと思いますが、こうした国との手続き論が最後の最後で合意形成を阻む形になるとは、誰も予想していなかったのでは。最終日の徹夜交渉は、結局翌19日の午後3時半になってようやく閉会。もはや、すべての参加者が疲労困憊。コペンハーゲンCOPが、こういう、まばらな拍手の中に閉会を迎えることになるとは。

議長国デンマーク政府の差配が致命的に戦略ミスだった、というのがもっぱらの見方で、まったくそのとおりと思いますが、この難しい交渉、では日本だったらうまくやれたかというと、やはり疑問符がつきます。世界中の注目を浴びながら、交渉の局面局面で非常に微妙な判断を的確にしていけるリーダーが、どれほどいることか。可哀そうに、ヘデゴー気候変動大臣に代わって途中からCOP議長を務めたラスムセン・デンマーク首相は、徹夜で議事を進めた後に途上国の強烈な批判を浴びた最終日、議事途中で説明もなく突然壇上からいなくなってしまいました。ストレスでちょっとおかしくなってしまったのではないかとの噂もありましたが、ありそうな話かも。

個人的には、交渉中盤、アフリカグループが途上国の中でも強硬姿勢に出た(京都議定書の第二約束期間の議論を先に進めることなしには、その他の交渉を一切拒否する)ことは、ちょっとショックでした。気候変動で真っ先に影響を受ける脆弱国として、AOSIS(小島嶼国連合)のように、なんとか我々を救ってくれ、と、新興国側にプレッシャーをかける役を期待していただけに、逆に中国に後ろで糸を引かれているような構図には、圧倒的なChina powerを痛感せずにはいられませんでした。そして、翳りが見えるとはいえオバマがあれだけの人気を誇りながらも、アメリカという国が一部の国に本当に嫌われている、ということも実感。

しかし、疲れました。私は今回ほとんど大した仕事をしていないのに…。これから、ロンドンに帰ります。
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by uk-env | 2009-12-20 19:22 | 環境(Eco)
From Copenhagen
Iです。

更新が滞っていました。13日(日)からコペンハーゲンに来てCOP15に参加しています。現地時間でただいま18日(金)のam2:00。交渉の途中、途上国グループの調整のため待ちぼうけを喰らっています。

COPやその下にぶら下がっている補助機関会合、作業部会にはこれまで何度か参加しており、会期後半の徹夜は当然織り込み済みですが、今回の雰囲気はちょっと異常な感じがします。12/7~18の会期中、私は2週目からの参加なのですが、中日の日曜日の段階で既に、代表団のメンバーの顔に疲れの色が濃く伺え、交渉の膠着状態、あるいは厳しい状況が見て取れました。「ちゃんと寝てます?」と聞くと、「ええ、昨日は3時間も寝ましたから」という回答が返ってくる感じ。他国の交渉官も、「あれ、この人こんなに老けてたっけ」というようなお疲れ顔がちらほら。そして、現段階でこれほどまとまっていない状況は…気が遠くなります。とても、閉会日前夜とは思えません。難しい交渉とはいえ、議長国のデンマークがダメ過ぎです。

会場のロジもめちゃくちゃ。会場のキャパシティが足りないため、事前登録してある参加者に対しても入場制限がかけられ、14日(月)に参加者バッジを取得しようとした私は、朝の7:30から15:30まで列に立って並ぶハメになりました。北欧の冬です、小雪の舞う中、会場の外で満員電車のような状態で入場を待って、何も仕事していないのにヨレヨレ。今は平気ですが、思った以上に体にはダメージだったようで、火曜日夕方から突然体調を崩し、この日は早くホテルに戻って休みました。NGOの方などは、2日続けて10時間待っても入れない人もいたとか。

それにしても、この会議の進行、国連の限界を感じずにはいられません。といって、気候変動のようなグローバルイシューを扱うのに、他に適当な場もないのですが。あと1日、どうなるのでしょう。明るいニュースが報告できるよう祈りつつ、もう少し途上国グループを待ちます…
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by uk-env | 2009-12-18 10:08 | 環境(Eco)
たまには気候変動の話も
Iです。

12月に入っていよいよ寒くなってきました。手袋なしでは辛いです。街はすっかりクリスマスモード。学校が忙しくてこのところ全然出歩けてなかったのですが、今日は学校帰りに初めてのハロッズに行き、東京にいる彼のためにクリスマスプレゼントを買いました。2年間ワガママをさせてもらってるので、罪滅ぼしのつもりで奮発。

学校は、あと2週間。ですが私は最後の1週間はスキップしてコペンハーゲンにCOP15を見に行く予定です。なので、来週が実質最後の1週間。懸念のグループワークは雰囲気が回復してまとまってきているので、このままあと1週間突っ走るのみ!

ええと、本題ですが、COP15、日本でも盛り上がっているのでしょうかね。インターネットニュースだけではいまいち「温度」が分かりません(以前一緒に仕事してた他社のカウンターパートから、「死ぬほど盛り上がってます」というメールが来ましたが…)。イギリスでは、さすが、このところニュースでclimate changeのワードを聞かない日はありません。今朝は、ゴードン・ブラウンのコペンハーゲンへの意気込み(?)についての会見を中継していました。残念ながら登校時間が迫っていて最後まで聞けなかったのですが、記者の質問に答えて、メモも見ずに5分くらいはしゃべっていたと思います。野心的な目標を掲げている国として豪州とブラジルを挙げていて、日本には全く言及していなかったのがちょっと寂しいですが、まあそこは。法的拘束力のある合意は絶対6カ月以内にやらねばと断言してました。あれだけ自分の言葉で語れるってすごいと思う。オバマも中印の動きを見てコペンハーゲン入りの日程を変更したようですし、議定書採択はなくても、面白い交渉が見られることを期待しています。

他方で、夜の気候変動絡みのニュースのトップは、イーストアングリア大学の教授が気候変動の人為起源説にとって不都合なデータを隠そうとしているメールのやり取りが、ハッキング(?)にあって流出した、というもの。COP15直前というところが何とも嫌らしいですよね。Ed Milibandエネルギー・気候変動大臣は、この事件が気候変動の科学を否定するものではない、と火消しに躍起ですが、サウジの交渉者Al-Sabbanは、コペンハーゲンのthe single biggest objectiveを狂わせることを期待しているとコメントしたとか。いずれにしても、そういう事件がこれだけ大きなスキャンダルとして取り上げられることに少々驚きました。
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by uk-env | 2009-12-05 07:48 | 環境(Eco)