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2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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Frohe Weihnachten
Iです。

南ドイツ・バイエルンに行ってきました。目的は主にクリスマスマーケット。

ちょうど欧州全体に寒波が来ており、天気予報では最低気温が日によっては-10℃以下!出発時の天気予報(↓)を見て数年前ベルリンのクリスマスマーケットで凍えた記憶が甦り、一瞬心が折れそうになりましたが、初めて買った冬山用ブーツが大活躍。おかげで雪道も全く辛い思いをせずに済みました。
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感想その1: この旅にはアルコール耐性が必要。どこに行っても、ビールは試してみたいし、マーケットでグリューワイン(温めた赤ワイン)を楽しみたいし、おいしいフランケンワインも飲みたい!でも、これを毎日やっていてはフラフラになってしまう。

感想その2: バイエルンは意外に英語ができない人が多い。これまで行ったドイツの都市ではほとんど誰でも日常英会話ができる印象だったのですが。バイエルンでは、店員、電車やレストランの客等、結構、英語ダメな人いましたね。

感想その3: ドイツの食はおいしくないという思い込みがありましたが、イギリスから来たためか、意外と楽しめました(思えば、これまでのドイツ滞在はほぼ仕事だったので、中華とイタリアンばかりだった)。特にパンはドイツの圧勝。ただし、コーヒーだけはどこで飲んでも不味かった。そして紅茶は高かった(イギリス比)。

以下、町ごとに。

【ローテンブルク】
今回、拠点をミュンヘンに置き、そこからバッグ一つでローテンブルクへ片道3時間の小旅行へ。電車を4本乗り継ぐ必要があり、一度は諦めかけたのですが、行って良かった!中世の可愛らしい家並が素敵で、今回の旅で最も良かったところ。クリスマスマーケット自体は小さいものの、常設の雑貨屋さんが充実しているので、本当に良いものを買いたい方はこの町が良いのでは。
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この辺りはフランケンワインの産地。Zur Höll 「地獄へ」という名前のワインバーは、西暦900年頃に作られた建物が利用されており、雰囲気いっぱい。そしてワインが秀逸。かのゲーテはフランケンワインをこよなく愛し、年間、ボトルにして1200本のフランケンワインを注文したとか。
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【ニュルンベルク】
ドイツでもっとも有名だというクリスマスマーケット。確かに、屋台の数は膨大。観光客もいっぱいで、特に日本人の多いこと(女性率高し)!個人的には…ローテンブルクの後に訪れたためか、街を味わい尽くす時間がなかったためか、あまり感動を覚えなかったかも。ちなみにこの日は気温が0℃まで上がり、足元はドロドロ。絶対、防水ブーツをお勧めします。
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【ミュンヘン】
バイエルン州最大の都市。歴史的な建物と現代的な建物が調和する美しい街です。マリエン広場のクリスマスマーケットは、この時点で若干このお祭り騒ぎに食傷気味になっていた私には賑やか過ぎましたが、地元の人も食材を買いに来るViktualienmarktは人ごみもさほどひどくなく、楽しめました。
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夜は州立歌劇場でバレエ「眠りの森の美女」を堪能。この劇場、とっても立派です!ドイツ語圏ではウィーン歌劇場に次ぐオペラハウスなのだそう。バレエ自体は、古典バレエにありがちなのか(?)ストーリーよりバレエの技巧を見せることに重きが置かれていて、話がイマイチよく分かりませんでしたが。
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ミュンヘンに来たからにはビールを飲まねば。ビアホールAugustiner-grossgaststatteも良かったですが、一人旅の身には、落ち着いたレストランでゆっくりいただくビールの方がのんびり楽しめます。Wurst(ソーセージ)も美味しかったけれど、胃の弱い私には重かったかも。バイエルン王家の宮殿である壮麗なレジデンツを見て回っていると、ここの金ぴかの部屋の重さと相俟って、胃がもたれてきました…。観光のオススメは、ドイツ博物館。科学技術に関しては世界でもトップクラスの博物館だそうで、エネルギー関連から製紙、楽器に至るまで、様々な科学技術の進歩に関する展示は、子供のみならず大人も十分楽しめます。特にワットの蒸気機関は圧巻です。
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【ノイシュバンシュタイン城・ホーエンシュバンガウ城】
前者は、その美しい姿が日本の子供にもなじみ深い(シンデレラ城!)おとぎ話のようなお城。…が、実は19世紀後半に国王ルートヴィヒ2世の酔狂で建設された実用にならないお城で、特に歴史があるわけでもなく、個人的にはハリボテ感を感じてしまいました。後者はそのルートヴィヒ2世が育ったお城で、ノイシュバンシュタインの向かいに建っています。ここから彼は、建設中の自分のお城を望遠鏡で眺めていたらしい。ちなみに、お城訪問の拠点(最寄り駅)となるフュッセンは、特筆すべき見どころはないものの、パステルカラーの家並が可愛い町でした。いやいや、観光客(特にアジア人)が多くて疲れました。電車から眺める白銀のドイツ・アルプスの景色の方が魅力的だったかも(積雪30~40cm…)。

- 車窓から
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- ホーエンシュバンガウ城
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- ノイシュバンシュタイン城
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- 美しいドイツ・アルプスとつらら…
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- フュッセンの町
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by uk-env | 2010-12-21 01:20 | 観光・旅行(Leisure Trip)
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