2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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情熱の国スペインへ(4都市)
Uです:

春休み第二弾は、情熱の国スペイン:バルセロナとアンダルシア地方へ。ガウディ建築(バルセロナ)、アルハンブラ・フラメンコ(グラナダ)、闘牛(セビーリャ)、そしてビーチと白い村(マラガ)を周る6泊7日の旅です。
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【バルセロナ】
あれ?ロンドンと同じ気温と天気だ...と飛行機到着時に残念がっていましたが、ここでの目的はガウディ建築。そのうち双璧と思ったのは、サグラダ・ファミリアとカサ・バトリョ。前者は言わずと知れたあの突起物達ですが、その意味するところはガウディなりの自然観を使って、キリスト教の理想世界を表現したかったんだとか。このため、ぶどう・いちごなどのフルーツだとか、蜂の巣などからデザインが取り入れられており、今でいう生物工学(バイオテクノロジー)のコンセプトを120年前に建築に取り入れています。ガウディの意図するところは、結局キリスト教が骨身に染みついていないと理解できない気がしましたが、少なくとも高い芸術性に、触って楽しめるエンターテイメント性も相まって、タダタダ圧倒されました。子供と一緒に来ても楽しめそうで、地元の湘南台文化センターこども館を思い出しました。
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また、もう一つの新鮮な驚きは、これが未完だということは知っていましたが、今聳え立つ4本の塔は最終的には3番目の位置になるらしく、さらに高くて大きな塔を2つ以上建てるそう。身近で見ると既に相当のスケール感がありますが、これが更に大きくなるとは。20年後には完成するそうですので、その時にもう一度見に行こうと心に決めました(係のお兄さんもその時は(自分がいれば)タダにしてくれると言ってたし♪)
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もう一つのガウディの傑作は、海の中をイメージしたというカラフルなマンション、カサ・バトリョ。その流線的で幻想的な外観・内装で他のガウディ建築を圧倒していました。しかも現在も住居もしくはオフィスとして実際に使われていましたので、一度でいいから住んでみたいという気にさせられる物件。立地も目抜き通りの丁度中央に立地しているので、買い物にもさぞ最適な処でしょう。
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他の建築物で良かったのは、カタルーニャ音楽堂でしょうか。しかしこの見学前にワインを一本空けていたため、昼下がりの猛烈な睡魔に襲われ、見学・館内説明中に居眠りをし続け、アジアの恥を晒していました♪
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もう一つバルセロナで特筆すべきなのは食事でしょう。前回のフランスと異なり、スペイン料理は素材が全てで余計な味付けをせずとも文句なしに美味しい!そんな印象でした。特におススメはイベリコ豚のステーキ。薄切りのハムとかサラミも独特の風味で美味しいですが、このステーキは塩こしょうだけの味付けにも関わらず、肉汁と柔らかさで天国に連れて行ってくれます。最初は牛ステーキと思ったほど。バルセロナでランチを食べた店(La Taina)がおススメで、このステーキにパエリアなどのゴハン物とビール、ワインなどの好きな飲み物と更にアイスクリーム他のデザートを選べてセットで€10(1250円くらい)。フレンチにこの何倍も払っていたことを比べると、費用対効果はもう衝撃的です。
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パエリアもこの旅で6回くらい食べましたが、一番美味しかったのが老舗の7 Portes(こちらは料理法に左右されるので美味しさ、好みもピン切りだと思います)。海にも近く、スペインのシャンパン、CAVAでも飲みながら優雅でリッチな気分にさせてくれます。
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後は魚介類も新鮮。貝にエビにと白いワインと一緒にどこでも楽しめます(魚介類が美味しかったのはココ↓)♪


【グラナダ】
バルセロナを後にアンダルシア地方へ。グラナダまでは、人生発の夜行列車を使って行きました。バルセロナを夜9時半発で朝8時半着ですから11時間もかかるのか、という印象でしたが、ディナー車で食事を楽しんでお酒を飲んで寝てしまうとあっという間に着いてしまいます(朝は予定よりも早く到着したみたいで、寝起きのところを清掃のおっさんに急き立てられるように追い出されました)

さて、グラナダには有名なアルハンブラ宮殿があり、逆にそれしかないぐらいの小さな街。主要なところは全然歩いて回れます。しかし日本の小京都に来たような静けさと心地よい気候、爽快な天気と、街歩きには本当に最高の場所。古い街並みに感じ入ります。
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まずはアルバイシンと呼ばれる宮殿の真正面の山の手の地区を散策。白い家と複雑で迷子になった通り、そして足の裏が痛くある石畳が本当に素敵です。ここからアルハンブラ宮殿の殺風景な外観が一望できます。
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そしてアルハンブラ宮殿へ。建物の細かい装飾や水と緑をうまく使った中庭などは純粋に息を飲むのみ。アラビア文化がキリスト文化を圧倒していたことを肌で感じます。しかし、この宮殿がそびえる丘時代が大きな庭園のようになっていてGeneralifeと書いてヘネラリフェと読む水の庭園などもあり、一日ゆっくりできるようなのんびりしたいい所です(実際は迷子になって走り回っていましたが)。
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夜は、サクラモンテの丘に昔からジプシー(ロマ族)が住んでいた洞穴を改装したところにフラメンコを見に行ってきました。が、正直な感想は、歌も踊りもそこまで心に響きませんでした...
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それにしてもグラナダで泊ったホテル「Portago Suites」は、全室スイートというだけあってデザインマンションに住んでいるような快適な気分を送れます。この度でファンになったCAVAのロゼとイベリコハムを部屋で堪能しました。
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【セビーリャ】
次に電車で3時間かけて、アンダルシア州の州都、セビーリャへ。この街が今回の旅で一押しです。何故かと言うと、歩くだけで楽しい街並み(イスラム・キリスト・ユダヤの融合)があり、アルカサルというアラビア建築の傑作とキリスト・イスラム融合の大聖堂(カテドラル)が中心地に佇み、そして闘牛・フラメンコの本場と情熱のスペインらしさ満載だからです。

まずは、アルカサルへ。黄色と白の外観のコントラストは、スペインのフライパンと称される日差しも強いこの地にマッチしており、中庭もアルハンブラ宮殿同様に美しい。そこを出るとすぐ目の前にカテドラルが。ヒラルダの塔という元々はモスクの塔を改修したものが街のシンボルになるほどの存在感があります。
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セビーリャ名物のアンチョビのフライを平らげ、次に目指すは滞在の一番の目的、闘牛を見に行きます。この日は日曜日のせいか、スペイン第三の規模を誇る闘牛場は満員御礼状態。この日は、馬上から牛と闘うタイプの闘牛の様で、イメージしていた地べたで赤いマントをヒラヒラはほとんど見られません(一度だけ、馬上から仕留め損ねた時に闘牛士が馬から降りてやってました)。この日知ったことは、1)闘牛は日没の2時間前から開始され2時間で終了すること(それでも会場は4月にも関わらず暑かったので夏はみんな死んでしまうんでしょう)、2)牛は一頭だけでなく、6頭登場すること。3)そして3人の闘牛士が二度ずつこの6頭と順に闘うこと(1クールは20分程度)。
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3人の闘牛士を観察すると技量の違いが明らかです。例えば、牛を途中で弱らせるために、馬を途中何度も牛に追いかけさせるのですが、それがギリギリ馬に届きそうであればあるほど牛もやる気を維持するし、会場も盛り上がりますが、その距離が全然違います。また、最後は牛を一撃で仕留めることが美学(苦しませない方法:それまでに何本も槍をさすので今更の感はありますが)だそうですが、この命中率が違います。

3人の最後に登場した闘牛士、ディエゴ(Diego Ventura)は王子を彷彿とさせる優雅で情熱的な花形闘牛士(後で世界ランキング1位であることが分かりました)。彼は馬上から牛の角を掴みながら、牛を追いかけさせ、最後は眉間に肘鉄を食らわせていました。また、2度の闘いともに、牛を一撃で仕留めていました(ちなみにこれをすると牛の耳だとか尻尾を勲章にもらえるそうで、彼は1年に200耳・尻尾を獲得したとHPに書いてあります)。これらの美技の度に会場はスタンディングおベーション、白いハンカチを振って闘牛士を称えます。闘牛が芸術に例えられるのが、彼の演技を見ていると納得できます。一方で、牛は毎回確実に殺され(外見上も弱っていく様も見ていて痛々しい)、動物愛護の観点から行くともう何しているの、という批判も強くなっているようで、スペインの国技にもかかわらず、テレビ全国中継は廃止、バルセロナでは闘牛禁止まで議論されているそうです(一方でマドリッドでは文化財として保護する議論がなされているとか)。しかし、会場に来ていた老若男女のスペイン人が興奮している様は、相撲で座布団が舞うのを彷彿とさせます。また、自分たちがこの牛をほぼ毎日食べているんだ、ということも考えさせてくれます。何にしてもいい経験でしたので、個人的には一度は見られることをお勧めします。
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闘牛終了後に、闘牛場近くの御用達のバルでお肉を食べ、昨日のリベンジに本場のフラメンコを見に行ってきました。ご飯をゆっくり食べていたので、残り時間が数十分しかありませんでしたが、歌い手の伸びとハリのある情熱的な声、踊り手の艶めかしく、激しいリズムと踊りは期待していた以上でした。今度はゆっくり見たいですね。


フラメンコの会場近くは、サンタクルスと呼ばれる旧ユダヤ人地区で、細い通りと白い家々が印象的(英国のヨークにある通りのようでもありました)。夜にも関わらず多数のバルが軒を連ね、たくさんの人が夜を謳歌していました(この季節でも気温は26℃くらいありましたから、夜も歩いていて気持ちがいいです)。
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【マラガ】
セビーリャから電車で2時間半、地中海を臨むマラガはビーチリゾートの地(太陽の海岸:コスタ・デル・ソル)の中心地として有名、さしずめ私の故郷藤沢みたいなところでしょうか。
中心地からバスで30分程にあるエル・パロと呼ばれるビーチには、エルティンティロという名の魚介類をその場で調理してくれる海の家のようなレストランがあり、燦々とした太陽の下でランチができます(特に夏は最高でしょうネ)。

また、マラガはピカソの生誕地として有名で、ピカソ美術館に作品が収蔵されているほか(学生だと€3)、ピカソの生家も近くにあります(学生はタダ:26歳以下と主張すれば)

そして、マラガからバスで1時間強のところに、ミハス(Mijas)と呼ばれる白い村が山腹にあり、時間が止まったかのようなゆったりとした佇まいに心癒されます。余生はこんな処で過ごすのもアリかも。
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【総括】
最後に、スペイン語ですが、ローマ字読みできるため、フランス語よりも簡単です。また、英語(例:ham とjamon)とフランス語(例:bienは共にgood)、さらにイタリア語(buonoとbueno)にも共通点が多いので、学ぶと面白いかもしれません。

また、ラテン系のノリが色濃く出ているこの国では人々が親切で笑顔を絶やさないので、より幸せな気持ちになれます(イギリスの国民性とは少し違うみたいです♪)

後は、この旅を通じてEspressoが好きになりました。砂糖をこれでもか、というぐらいに入れて、チビチビ飲むのは最高です。でも帰ってきた後に飲むと味が違うので、ロンドンに帰ってきたことを実感するのでした(Cafe NEROはまだ近い味の気がしますが)。
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以上、今回のスペイン旅行は、食に観光にエンターテイメントと、より旅行チックな旅行で、とても充実していました。ハネムーンなどで一週間くらいかけて回るのもおススメです。
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by uk-env | 2010-04-20 06:07 | 観光・旅行(Leisure Trip)
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