2009年から2年間、大学院で環境関連学を専攻するため、イギリスにやって来た私達の話 This blog is about us(U&I) coming to UK in 2009 for Environmental Study at master level for 2 years
by uk-env
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意義深い話に出会える確率
Uです:

大学に入ってから、数多くの環境に関する話(講演など)を大学内外で聞いてきました。時節柄、ほとんどが気候変動に関するものでしたが、そこで今更ながらに気付いたのは、意義深い話に出会える確率は殊の外低い、というものです。

まず、これまで聞いた話で主なものを簡単にまとめてみます。

● パチャウリ議長(IPCC)…インドを例に、最貧困レベルの層を対象に、太陽光・熱を導入することで、気候変動+持続可能な開発を達成できる。
● スターン教授(LSE)…スターンレビューに従って、各国は早期の対策が重要
● エド・ミリバンド(気候変動大臣)…イギリスはCOP15でリーダーシップを発揮する
● チチルニスキ教授(コロンビア)…アメリカが中国に金と技術を渡せばCOPは成功する
● クンリューサー教授(ペンシルバニア)…気候変動リスクに対処するための保険構築の研究成果の発表
● ヘルム教授(オックスフォード)…イギリスのCO2が減ったのは生産を海外により依存するようになったため。石炭とCCSを組み合わせた技術が2020年まででは最も有望。その後は、交通の電子化、バッテリーそしてスマートメーターに注力すべき。
● ミクラー教授(シドニー)…米に比べ、日本のトップランナー規制は企業と政府が協調体制を敷いた点で効果的であり、自動車業界の排出ガスの数字もその事実を物語っている
● ヴォーゲル教授(UCバークレー)…(USではなく)EU主導の環境政策に近年変わってきたのは、市民のリスクに対する意見の違いとEUの単一市場としての厳格な基準の必要に理由がある。
● ウィルソン教授(LSE)…社会行動を変容させるのは、テンテン運動(10:10)などのキャンペーンではなく、技術、習慣などを加味したよりダイナミックなもの。
●ドゥガン氏(国際排出量取引)…EU-ETSの第3期の説明と今後の各国の市場創設の動き
●クラウド教授(法政)…日本には引き続き環境先進国としてアジアを引っ張っていくポテンシャルがある
●稲田氏(IDDP)…COP15の概要と気候変動と開発の関係についてJICA事業を例に説明
●シーゲル氏(FIELD)…COP15までとそこでの決定内容の説明
●デドリン氏(London Mayor)…低炭素ロンドンに向けたロンドン市の計画と取り組みを説明
●ヘッション氏(DECC)・・・COP15は散々。CDMは改革が必要。REDDも様子見。
●ハミルトン氏(世界銀行)…WDR2010の説明と経済洞察:先進国の途上国へのサイドペイメントを試算すると$10.3billion; CO2関税をかけた場合アメリカへの中国製品輸出額10%上がるなど。

このうち、これは意義深いと聞き入ってしまったのは、3つくらいでしょうか。ということで、確率としては、20%を下回る結果となります。何故でしょうか。一つは話の概要は予め知らされていても、詳細までは聞いてみないと分からないということにあります。特に概要が薄っぺらであったり、トピックしかなかったりすると裏切られる確率がかなり高いと思います。後は、友達に誘われたり、コース担当から推薦があったりすると、自分の興味関心とは多少ずれていても、テーマも環境だし何か得られるかも、という期待を以て臨み、裏切られるというものです。最後に、うわべのトピック(例えば、COP15の先に何があるかなど)や著名な講師と実際の意義深さは別のところにあり、それは主に最新の研究結果などのコンテンツ次第だったりします。

ぜひこの確率を少なくとも50%を超えるようにしたいのですが、何かいい案はないものでしょうか。
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by uk-env | 2010-02-20 22:46 | 環境(Eco)
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