Uです:
12月24日夕方にドイツからヘトヘトになって帰ってきたその足で、年末12月30日までの6日間、イングランドをレンタカーでぐるっと回ってきました。また、宿泊はイギリスの家庭雰囲気を知ろうと、コージーなB&Bに泊まるつもりでした。
●コッツウォルズ地方 (25・26日)
…ロンドン市内から車を飛ばして普通なら2時間半で到着できるそうですが、車の運転を控えるように言われる生憎の悪天候で、雨と濃霧の中、コッツウォルズ地方のバドミントンに25日クリスマスの朝5時に到着し、最初のB&Bに宿泊。可愛らしい家に部屋のいい雰囲気。滞在時間が数時間しかないことを悔みながら、これも最初のイングリッシュブレックファストを食べ、雪景色の中、イギリスの田舎観光スタートです。
といっても、この日は1年で一番大事とこっちの人が思っているだろうクリスマス、チェックアウトの時にお祝いがスタートするくらいで、ご飯も通常どこも空いていません。このめ、次のB&Bのマスターに予約してもらった、クリスマスランチを食べにボートン・オン・ザ・ウォーターという村にあるレストランに向かいました。というのもそのマスターも「今日は12時から2時までパブとして仕事をした後はクリスマスを家で祝うから」という客に囚われないスタイルの故。これがこっちのクリスマスシーズンの流儀と改めて実感。ランチは、クラッカーを鳴らし、王冠を被りながら、お肉・お魚などのフルコースランチをテイクアウェイするほど楽しみました(ミシュランに載っている
The Dial House という所で1万円くらい)ここはホントに良かったです♪
次の日は、バイブリーという村を観に行きました。こじんまりしながらも綺麗な水と川と古い家屋がナショナルトラストで守られている綺麗なところです。こういう暮らしの原風景をいつまでもそのままにしておく、というのは日本では中々見られないですね。
この他にもキャッスル・クーム、チッピング・カムデンというところ村々を見てまわりたかったのですが、次回機会があればということに。村もそうですが、何といっても車で走っている際にどこまでも広がる大牧草地帯の緑と空の青のコンテスト、それに羊のクリームと雪の白が加わるこの風景が何よりよかったです。移動は絶対レンタカーをお勧めします。また、来たいと思えるところでした。
●オックスフォード (26日)
…鎌倉くらいの小さな駅前を見た後は、カレッジ巡り。クライストチャーチでハリーポッターでもモデルとなった大広間での食卓風景を見て、この古い習慣を今でも続けているのは観光的にはよいが、学生としてはついていけるのか疑問。クラスメートが毎週ここから週末ロンドンに帰っていたという話を聞いて、まあ中々飽きてしまうというのも分かるような。
●バーミンガム (26日・27日)
…イングランド北部に向かう中継地点として、次の宿泊地として選んだのがイギリス第2の都市の割に知らなかったここです。B&Bでは女将が子供夫婦を呼んでのクリスマスパーティをやるとのことで大賑わい。何でも家族がここまで勢ぞろいするのは1年に1回しかないんだとか。昔はもう少し集まる機会があったそうですが、正月とお盆、それ以外にも実家に帰って親戚とも年数回は顔を合わせるウチとは少し勝手が違うのかも。子供も興奮状態でした。
バーミンガムは、中心にショッピング通りがあり、ロンドンに比べると人通りも少なくてこれで第2位かと。日本で言うと大阪になりますが、こちらは人口100万人規模の都市なので、ロンドンの独壇場になっていることが分かります。
●リバプール・マンチェスター (27日)
…リバプールには夜に到着したので、主としてビートルズ関連の場所を観に行きましたが、ライブが今でも開かれていて、人通りも疎らながら雰囲気あり。ビートルズファンだったら、思いも一塩だったのでしょうね。
次の宿泊先、マンチェスターにはB&Bを予約したつもりが、ホテルがアラブ街のど真ん中、受付も他の宿泊客もみな其方の方々。ここはどこの国だろう、さすが
ブッキングドットコム 。見るところもマンチェのスタジアムくらいらしいので、スキップして次へ。
●湖水地方 (28日・29日)
…イングランド北部だけに寒く、雪も残っている中、ケズウィックという湖水地方北側の街に。ここでサークルストーンとサプライズビューを見ようと思ったが、前者は雪道を1時間かけて歩くも発見できず、後者は「スリップリーだから止めたほうがいいわよ」と公園管理事務所の人に言われたので、別のビュースポットを見に行くと、青と緑のコントラストではない違った風景が広がっていた。
次の日は、湖水地方の中心、ウィンダミアへ。ピーターラビットの作者が暮らした家を見に行き、タイヤを雪にとられ動けなくなり、近くにいた観光客に助けてもらい感謝。街ではピーターラビット館で等身大のラビット君達を見ながら、帰りに将来の我が子のために絵本を購入。今までピーターラビットと言えば食品メーカーのCMに出てるウサギというイメージしかなかったが、前日夜にDVDで予習して、子供の頃から動物が友達だった変わり者女性が、うさぎやふくろう、豚などを主人公に作ったメルヘン絵本の世界を知ることができました♪
湖水地方には冬はトレッキングを楽しもうと、登山の本格的な格好をしたイギリス人やオーストラリア人などが多くいましたが、こちらはニット帽くらい。夏はまた違った景色が楽しめるんでしょう。
●ヨーク (29日・30日)
…街全体が歴史的な建築物といった印象の歩いて回れる小都市。夜にぶらつくだけでも雰囲気が出る、個人的には好きな街でした。が、何しろお店が閉まるのが早い。日によっては夕方には飲み屋を除いてほとんどが閉まってしまうよう。大学も少し郊外にあるみたいで、勉強に集中するにはいい環境なんだろうな。
●ケンブリッジ (30日)
…今回の旅の最後を飾る学園都市では街歩きを楽しむことができました。というのも中心地は車の乗り入れが禁止されているので、近くに止めて歩かなければいけないため。オックスフォードと違い、基本的にひとつの大通りにカレッジが商店街のように軒を連ねるので歩きやすいです。
以上で車の移動距離は1000マイル(1600km)を超え、途中大渋滞(バーミンガム~リバプール間)や雪による道路封鎖(マンチェスター~湖水地方間)もありましたが、無事走破することができました。車の旅もいいものです。
最後に、今週末には、ケンブリッジの上にあるノンフォーク地方にホームステイに行ってこようと思っています。